2017/11/07
〜博士号をとっても大変

「マンボウの秘密」
〜澤井悦郎〜

『マンボウのひみつ』:澤井悦郎(さわい えつろう):2017年8月22日:¥1000:岩波書店:県立C高校図書館
 著者の書いている川柳が良い
〜魚とは鰭鰓鱗水暮らし/マンボウの鰭は軟条尾鰭なし/絵や写真魚の場合は左向き/マンボウは鱗トゲトゲヤスリかな/体表の粘液くっつきやや匂う/マンボウも水流関知側線で/白や黒まだらにもなるマンボウや/縦と横人と魚でズレている/マンボウの丸く小さな鰓孔よ/マンボウは皮膚寄せ合って目を閉じる/マンボウの鼻孔は四つ目の前に/癒合して嘴状のマンボウ歯/暴行と生殖腺は同じ穴/マンボウの謎の形質骨板や/マンボウの鰭の基部には帯がある/マンボウは単純化した内臓や/マンボウの鰓は五つで細長い/マンボウの帯前体長帯の前/心臓は三つで成り立つ魚かな/マンボウは耳石の代わりに耳砂を持つ/体重の1%以下の脳重量/マンボウの皮下ゼラチン質超厚い/マンボウは縁側ばかりの肉を持つ/魚の歯のどの奥にももう一つ/マンボウは癒合が多い骨格か/マンボウは私有で異なる生殖腺/外見で雌雄識別難しい/マンボウの知りたい知識は形かな/種の単位マンボウの場合マンボウや/マンボウの学名リンネが名を付けた/マンボウ科原生化石一二種や/舵鰭にやりマンボウは槍を持つ/唇が異様に長いクサビフグ/地球にはマンボウ化石まだあるか?/日本だけチチブクサビフグ化石あり/マンボウはフグの仲間で派生的/マンボウの進化する前いまだ謎/マンボウとアカマンボウは別の目/子どもからマンボウ好きで博士なる/フレイザーマンボウ属を二種にした/マンボウの研究ムズし巨体なり/マンボウの研究自体を模索した/始まったDNA解析2000年/選択でマンボウ運が試された/めぐる運大型個体が導いた/偉大なり遺伝的差異見つけたり/めぐり合うマンボウ二種東北で/真実を探究する者探偵や/研究は常に戦いみがき合い/遺伝的世界のマンボウ三種なり/二メートルA種とB種形態差/二種示す回遊仮説異なるか/偶然はネットで交わり必然へ/研究は苦しみながら耐えるもの/割り切って切り替えること大事なり/闇の中共同研究救われた/A種の名ウシマンボウと名づけたる/天然に奇形マンボウ存在す/マンボウは傷を負っても生き残る/水温の違いで迫る新仮説/日々進歩仮説見直し真相へ/偶然でウシマンボウ名知れ渡る/謎道程世界各地で起きている/回り道だけど近づく真実に/マンボウと照洋丸と博士たち/動き見るバイオロギング新手法/何気ない疑問が導く大発見/マンボウはゼラチン層で浮力得る/マンボウとペンギン同じ泳ぎ方/マンボウの遊泳時速約二キロ/被災にも負けず続ける研究者/マンボウの夜の漂い睡眠か/海面で体温め深海へ/夏は北冬は南へ回遊す/マンボウの最大の敵我らヒト/幅広い餌食べるかもマンボウは/寄生虫掃除共生鳥魚/コバンザメマンボウの鰓寄生する/分布域三海洋に五大陸/トゲトゲが縦長になりマンボウへ/マンボウの産卵情報いまだなし/マンボウは水槽越しに人を見る/硬骨魚最重量はウシマンボウ/古代人じつはマンボウ食べていた/マンボウの最古の記述は地中海/マンボウの体の丸さ石うす似/マンボウの最古の和名ウキキなり/独特の地方名あるマンボウや/時を経てウキキはやがてマンボウへ/マンボウの普及の押しは娯楽なり/マンボウの銘々・語源不明瞭/未知魚の飼育に挑む水族館/変わる人変わらぬマンボウ時のなか/マンボウとマグロとカジキ危急なり/昔から人はマンボウ食べていた/マンボウは開発途上の未知の味/古来では薬になったマンボウや/マンボウは畳と同じ数え方/町興しマンボウ食す人の縁/言い伝え夜に輝くマンボウか/畏怖された歴史も在りしマンボウや/マンボウや獲れや大漁逃げや不漁/海の医者じつは単なる勘違い?/人助けマンボウはただ寝てただけ/死に際に何を見ていたマンボウや/筋肉は約九割の水を持つ/変わりゆく都市伝説とマンボウや/着水死事実異なり死なないよ/ネタ話拡散されて伝説化/マスメディアネットロアをも二次拡散/人数の影響力は多大なり/三億個卵数じつは不正確/マンボウの皮の厚さは伝説級マンボウの自由研究楽しいよ!〜
 アイデアは良いんだけど、下手な川柳もたくさんあるぜ。著者経歴の「…を経て、無職.」は笑わせる。その後の安定した研究環境を求めているらしい…大変だね。1985年生まれで一人暮らし

11月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2017.11.07

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送