2017/11
〜11月に読んだ本〜

今日の人生 ☆☆ アノニム ☆☆☆ マンボウのひみつ ☆☆☆☆ ロボット・イン・ザ・ガーデン ☆☆☆
マイマイ新子 ☆☆☆☆ 星のきほん ☆☆ 恨み残さじ ☆☆☆ ホットドッグの歴史 ☆☆
殷−中国史上最古の王朝 ☆☆ 何がちがう?どうちがう? 似ている日本語 ☆☆ R帝国 ☆☆☆  

冊数が多いのは真面目に仕事をしていない証拠

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17/11/30
『R帝国』:中村文則(なかむら ふみのり):2017年8月25日:中央公論新社:¥1600:県立C高校図書館
★★★
 「土の中の子供」が衝撃的だった・・中身は忘れたけど(えへへ)
〜一部:民主国家R帝国はB国と交戦状態に至った。R帝国の最北の島コーマ市はY宗国の6本足の無人AI兵器が上陸し、地上兵も投入され侵略を受けている。生き延びた矢崎トウアは逃げ遅れた女を救おうと地下から出て行き、Y宗国の女兵アルファと一緒に逃げることに、R帝国の反撃が始まったのだ。野党党首・片岡の秘書である栗原は、コーマ市に新型ウィルスのキャリアである羽蟻が入り込んでいる情報を地下抵抗組織Lから入手し、与党国民党の大物から石油獲得のための今回の仕組みを聞かされ、与党議員になるために記憶の一部を消す薬を飲むように求められる。アルファはかつてこのR帝国に難民認定されたが、ヨマ教の信者の証である顔の入れ墨をからかわれ、栗原に救われた思い出を持っているのだった。アルファは自分が狙われていることを覚悟し矢崎に軽い毒を盛って眠らせ、ウィルスに汚染された自分の髪を置いて地上に出て行った。(栗原の腹違いの弟が矢崎)二部:栗原に情報を渡す際にLと名乗ったサキは組織の第三世代でハッキングで情報を手に入れている。たまたま見た生中継のテレビでXY人の髪を掲げる男の姿から、ウィルスが病原を顕すのがXY人だけであることを知った。栗原は党の幹部・加賀の別荘に入れるLのメンバー・藤岡の協力を得て、記憶を消す薬を飲まずに出てきた。サキは証拠を手に入れ、情報を拡散させるために無線を使って矢崎に接触し、栗原も使って信用を得た。しかし、栗原のHP(HumanPhone)は加賀の別荘にいる際にプログラムを入れられ、すべての情報を党に流していたのだった。野党のトップ片岡はR教の信者で,孫もいて癌を患い未承認新薬が欲しくてLを党に売っていたのだ。党に捕らえられた矢崎は絶望の中で薬三錠を飲まされ、栗原は片岡に別れを告げサキと人混みに紛れて逃げている最中に射殺され、HPがR帝国全土に流した情報の反響をID提示の要らないラブホテルで見ていたサキは加賀の逆にハッキングされた。不都合な真実を誰も信じないのだった。加賀は世界大戦が始まり、R帝国を舞台に投資という名の博奕が始まるといい、R人だけにはワクチンを打たせて新型ウィルスを蚊を使って広めていると言い、退屈だからサキの行動を野放しにすると言い放つ。記憶をなくした矢崎は吉川として妻の美香と暮らし、ある朝、戦争が始まっていることを知る〜
 近未来モノを書くのって怖いだろうなぁ。ちょっと前まで夢物語だったのが現実になっているから。中村さんは、イマの具象を色々取り入れている・・AVサイトと不能男性の関係、ガールズパンツァー、無人攻撃機、AI、ネット右翼の書き込み、たった一つの失言、フェイクニュース

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17/11/29
『何がちがう?どうちがう? 似ている日本語』:佐々木瑞枝(ささき みずえ):2017年2月20日:東京堂出版:¥1200:県立C高校図書館
★★
 この人の《名誉文学博士》って何?
〜1「挨拶する」と「会釈する」「ひょろひょろ」と「ほっそり」「傷」と「怪我」「たった」と「ほんの」「勝手」と「わがまま」「道」と「道路」「さっぱり」と「からっと」「美しい」と「きれい」「ぼんやり」と「ぽかん」「のける」と「どける」「あやふや」と「うやむや」「さまよう」と「さすらう」「煙る」と「くすぶる」「場違い」と「筋違い」「逃げ道」と「抜け道」「取り返す」と「取り戻す」「メシ」と「食事」「無料」と「ただ」「誘い」と「勧め」「花輪」と「ブーケ」「性格」と「キャラクター」「転落」と「墜落」「検査」と「検閲」「真面目」と「几帳面」「面倒」と「複雑」2「見下す」と「見くびる」「返す」と「戻す」「知る」と「和かる」「破る」と「裂く」「あがる」と「のぼる」「続く」と「つながる」「ゴミ」と「チリ」「縄」と「綱」「険しい」と「急」「揺れる」と「ぐらつく」「戸」と「ドア」「ずれ」と「食い違い」「そっくり」と「瓜二つ」「パターン」と「タイプ」「乱戦」と「乱闘」「幼稚」と「未熟」3「おかげで」と「せいで」「だろう」と「らしい」「ぐんぐん」と「どんどん」「わけ」と「はず」(時を表す)「に」と「から」「むちゃくちゃ」と「めちゃくちゃ」「ぎっしり」と「ギューギュー」「本心」と「本音」「避ける」と「よける」「鈍る」と「弱まる」「水まき」と「打ち水」「宿命」と「定め」「まねる」と「見習う」「直す」と「修理する」「素晴らしい」と「すてき」「裸足」と「素足」「事情」と「実態」「不在」と「留守」「倹約」と「節約」4「コツ」と「奥の手」「借りる」と「拝借する」「おっしゃる」と「申し上げる」「猫ばば」と「着服」「博学」と「物知り」「なり」と「身なり」「あげる」と「授ける」「手回し」と「手配り」「不仲」と「不和」「航路」と「海路」「不注意」と「不調法」「不格好」と「不体裁」〜
 京都出身で,各区値の大学教授を務めて今の名誉教授はわかるけど、文学博士にも名誉称号があるのかぁ。こういうものも本にすると売れるんだろうね、若者向け、特に本を読まない人に

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17/11/28
『殷−中国史上最古の王朝』:落合淳思(おちあい あつし):2015年1月25日:中央公論新社:¥880:県立C高校図書館
★★
 ああ・・読み辛いっと
〜序章:甲骨文字に記された殷王朝の社会(殷王朝の伝説と甲骨文字の発見・甲骨文字の研究史・甲骨文字の資料的価値)第1章:殷王朝の前期・中期(二里頭文化の王朝・殷王朝の成立・殷代の文明・支配領域の拡大・殷代前期の系譜・殷代中期の混乱・推定される王統・地理的分裂と再統一《系譜の合成》)第2章:殷王朝の支配体制(甲骨文字の時期区分・各地の敵対勢力・王の軍事力・殷代の武器・殷代の地方領主・地方領主の動員・殷代後期の支配体制《古代中国の姓》)第3章:神々への祭祀儀礼(自然への畏れ・祖先神への祭祀・信仰の政治的利用・壮麗な青銅器・祭祀犠牲とその意義・殷代の奴隷・奴隷の供給と消費・「神権政治」とは何か《古代文明の公共事業》)第4章:戦争と神秘性による支配−紀元前十三世紀(殷の中後期・第一期の戦争・武丁代の「子」・二種類の「子」・帝への信仰・甲骨占卜の改竄・武丁のカリスマ支配《武丁代の「婦」》)第5章:政治の転換と安定期の到来−紀元前十二世紀(王位継承者は誰か・殷代後期の系譜・対外政策の変化・狩猟の政治利用・信仰と祭祀の変化・安定期の到来《二系統の甲骨文字の謎》)第6章:動揺、集権化、そして滅亡−紀元前十一世紀(「酒池肉林」の説話と実在の帝辛・対外戦争の再発・狩猟日の増加と戦争の勝利・先王祭祀の盛行・特異な暦「週祭歴」の復元・第五期の期間の修正・戦争の年代・王権の増大・盂の反乱と殷の滅亡・反乱の原因は何か)終章:殷王朝の歴史的位置(殷王朝の政治的変遷・殷王朝の遺産・周王朝の新制度・貴族制社会への転換)〜
 まだ論文の書き方で門外漢には退屈すぎる・とは言っても専門家には「おい!どこに証拠がある!」って怒られそうなので、理由を蕩々と述べてしまったって感じ。1974年生まれって、この本が出た頃が41歳で若造だね。一般向けに書く練習をもっとしなさい!研究方法を報告するんじゃないって!あっ、甲骨文字を普通の活字のように載せたのは評価しましょう

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17/11/24
『ホットドッグの歴史』:ブルース・クレイグ:田口未和(たぐち みわ):2017年7月21日:原書房:¥2200:千葉市若葉図書館泉分室
★★
 「食」の図書館の1冊
〜ドイツからアメリカへの移民が持ち込み、犬の肉使ってんじゃないと言うことと、姿がダックスフントに似ていることから呼ばれるようになり、NYでは屋台で食料販売が許されたので流行し、コニーアイランドのモノが定番化したが、アメリカ全土でバリエーションを増やし、世界中で。ホットドッグはソーセージを食べる方法だった。手に持てるようにパンに挟む〜
 アメリカ人じゃないので付いていけないな。でも食べたくなっちゃった、ソーセージ

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17/11/22
『恨み残さじ』:佐伯泰英(さえき やすひで):2017年9月17日:双葉社:¥648:茂原市立図書館
★★★
 空也十番勝負青春篇3冊目だけど
〜薩摩を抜けた空也は人吉のタイ捨流丸目道場に寄り感謝の意を伝えると、口が利けることに驚かれ、修行の許しを得ると、江戸勤番帰りの又次郎と気が合う。同じ年格好の者と球磨川の源流を求め、山籠もりも決行する。人吉に帰ってくると薩摩の刺客と思われる者に狙われ、撃退はするがきりがない。一方、薩摩を抜けた薬丸新蔵は薩摩剣法で江戸の道場を次々と破っていく。空也は山修行の一環で五個荘へ向かう途中、粗末な猟師宿で浪人風情の3人を倒し、同行させられていたくれという女から五個荘を狙う盗賊集団がいると聞かされ、3人の浪人を連行するが、空也が渡り切り浪人3人が吊り橋を渡っている最中にくれは橋を支える蔦を猟師鉄砲で撃って、三人を葬った。五個荘樅木の郷に至った空也は地頭の信頼を得て、一年の木地作りで得た金以外にも蓄えている富があると睨んでいるくれと言っていた女が自分の娘のひなであると告げる。馬でやってきた頭分3人を空也の剣で倒したが、蔵に入り込んだひなと相打ちとなって地頭は死んだ。丸目道場では深夜にタイ捨流の奥義が仕込まれ、道場主の手引きで肥後八代から行き先を知らぬ旅が待っていた。空也が尋常勝負で倒した酒匂兵衛入道の三男が仇を討つために江戸から下ってくる知らせを届けたくて眉月が追ってきたが空也は薩摩の刺客や酒匂参兵衛を倒していた。参兵衛には脇腹を七針縫う傷を負わされたが再開を約して船旅へ。薬丸新蔵は遂に坂崎磐音に出会い、上がいることを知り、磐音から小梅村の道場を紹介される〜
 格好良過ぎでしょ・空也君18歳。一方、中川英二郎と睦月は急接近だぁ

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17/11/15
『星のきほん』:駒井仁南子(こまい になこ):2017年6月15日:誠文堂新光社:\1500:県立C高校図書館
★★
 眠っちゃうんだよね
〜副題は「ゆかいなイラストですっきりわかる 星はなぜ光る? 素朴な疑問から知る星と宇宙の話」〜
 いま、本を読む気力が沸かなくてねぇ

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17/11/11
『マイマイ新子』:高樹のぶ子(たかぎ のぶこ):2017年6月10日:筑摩書店:¥680:県立C高校図書館
★★★★
 昭和30年の山口県防府市国衙
〜小三の新子の家は大地主だったが、祖父の小太郎が数学教師で土地を離れていたため不在地主となり農地解放で多くの田を失った。父は大学に勤務して不在のことが多い。直角に曲がる小川に藤と葛の蔓を編んでハンモックを作ったのは、萱で目を傷つけ義眼を入れている祖父の小太郎だ。新子は額にある旋毛のせいで興奮すると前髪が立つ。紡績会社の嘱託医の娘として転校してきた子が香水を付けて登校したのは母親の形見だった。お土産に持ってきたウイスキーボンボンを食べて酔っ払い・防空壕に決死隊を結成して探検して義足の小父さんに会い・原爆資料館ができて初めて出掛け・映画館の子に10円払ってジェームス…ディーンをこっそり見・友達のお巡りさんが博奕に嵌まって首吊り自殺し・元小作が田んぼを売って自転車屋になるのに反対していた小太郎が最後には竹林の七賢の掛け軸を持って祝いに行って風邪を引いて帰ってきて・ご飯を一杯恵まれた男が一斗の米を盗み・麦畑でヒバリの雛を発見し・医者の子と食堂の子が喧嘩した煽りで家出する羽目に陥り・おじいちゃんが死んじゃった〜
  「…と千年の魔法」というアニメ映画になった

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17/11/09
『ロボット・イン・ザ・ガーデン』:デボラ・インストール:松原葉子(まつばら ようこ)訳:2016年6月12日:¥850:小学館:県立C高校図書館
★★
 イギリスの近未来・ありそう
〜ベンは両親が小型機の誤操縦で墜落死したのち、獣医の資格を取るのも諦め、姉の紹介で知った法廷弁護士の妻エイミーからも愛想を尽かされ気味だ。そんなある日、庭に時代遅れのロボットがやってきた。禄に喋らず、ダングだと名乗ったが、ゴミに出せという妻の小言に反して綺麗にしているうちにイギリスからサンフランシスコに持って行って直してやりたくなった。呆れた妻は、姉の家に出て行き、ポンコツロボットと飛行機に乗った。有数のアンドロイドメーカーのロボット好きに紹介されて、アメ車に乗ってテキサスの宇宙船博物館に行き、さらに日本人を紹介されて東京へ、ダンクを作った科学者はパラオにいると聞いて、パラオに飛んだが、熱帯下で調子の悪かった冷却装置は更に悪くなり、回復したダンクを喜ばせたくて乗ったグラス底ボートで漸く製作したボリンジャーに出合って、ダンクは自分を修復し、返さないとするボリンジャーに閉じ込まれそうになりながらも脱出し、帰ってきた故郷の村で再会したエミリーは妊娠していた〜
 なかなか世界観に馴れなくて最後になってようやく馴染んだ。次の本も出ているから、そちらはすらすら読み進められるだろう…でも、ダンクが賢くなり過ぎたら鬱陶しいだろうなぁ

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17/11/07
『マンボウのひみつ』:澤井悦郎(さわい えつろう):2017年8月22日:¥1000:岩波書店:県立C高校図書館
★★★★
 著者の書いている川柳が良い
〜魚とは鰭鰓鱗水暮らし/マンボウの鰭は軟条尾鰭なし/絵や写真魚の場合は左向き/マンボウは鱗トゲトゲヤスリかな/体表の粘液くっつきやや匂う/マンボウも水流関知側線で/白や黒まだらにもなるマンボウや/縦と横人と魚でズレている/マンボウの丸く小さな鰓孔よ/マンボウは皮膚寄せ合って目を閉じる/マンボウの鼻孔は四つ目の前に/癒合して嘴状のマンボウ歯/暴行と生殖腺は同じ穴/マンボウの謎の形質骨板や/マンボウの鰭の基部には帯がある/マンボウは単純化した内臓や/マンボウの鰓は五つで細長い/マンボウの帯前体長帯の前/心臓は三つで成り立つ魚かな/マンボウは耳石の代わりに耳砂を持つ/体重の1%以下の脳重量/マンボウの皮下ゼラチン質超厚い/マンボウは縁側ばかりの肉を持つ/魚の歯のどの奥にももう一つ/マンボウは癒合が多い骨格か/マンボウは私有で異なる生殖腺/外見で雌雄識別難しい/マンボウの知りたい知識は形かな/種の単位マンボウの場合マンボウや/マンボウの学名リンネが名を付けた/マンボウ科原生化石一二種や/舵鰭にやりマンボウは槍を持つ/唇が異様に長いクサビフグ/地球にはマンボウ化石まだあるか?/日本だけチチブクサビフグ化石あり/マンボウはフグの仲間で派生的/マンボウの進化する前いまだ謎/マンボウとアカマンボウは別の目/子どもからマンボウ好きで博士なる/フレイザーマンボウ属を二種にした/マンボウの研究ムズし巨体なり/マンボウの研究自体を模索した/始まったDNA解析2000年/選択でマンボウ運が試された/めぐる運大型個体が導いた/偉大なり遺伝的差異見つけたり/めぐり合うマンボウ二種東北で/真実を探究する者探偵や/研究は常に戦いみがき合い/遺伝的世界のマンボウ三種なり/二メートルA種とB種形態差/二種示す回遊仮説異なるか/偶然はネットで交わり必然へ/研究は苦しみながら耐えるもの/割り切って切り替えること大事なり/闇の中共同研究救われた/A種の名ウシマンボウと名づけたる/天然に奇形マンボウ存在す/マンボウは傷を負っても生き残る/水温の違いで迫る新仮説/日々進歩仮説見直し真相へ/偶然でウシマンボウ名知れ渡る/謎道程世界各地で起きている/回り道だけど近づく真実に/マンボウと照洋丸と博士たち/動き見るバイオロギング新手法/何気ない疑問が導く大発見/マンボウはゼラチン層で浮力得る/マンボウとペンギン同じ泳ぎ方/マンボウの遊泳時速約二キロ/被災にも負けず続ける研究者/マンボウの夜の漂い睡眠か/海面で体温め深海へ/夏は北冬は南へ回遊す/マンボウの最大の敵我らヒト/幅広い餌食べるかもマンボウは/寄生虫掃除共生鳥魚/コバンザメマンボウの鰓寄生する/分布域三海洋に五大陸/トゲトゲが縦長になりマンボウへ/マンボウの産卵情報いまだなし/マンボウは水槽越しに人を見る/硬骨魚最重量はウシマンボウ/古代人じつはマンボウ食べていた/マンボウの最古の記述は地中海/マンボウの体の丸さ石うす似/マンボウの最古の和名ウキキなり/独特の地方名あるマンボウや/時を経てウキキはやがてマンボウへ/マンボウの普及の押しは娯楽なり/マンボウの銘々・語源不明瞭/未知魚の飼育に挑む水族館/変わる人変わらぬマンボウ時のなか/マンボウとマグロとカジキ危急なり/昔から人はマンボウ食べていた/マンボウは開発途上の未知の味/古来では薬になったマンボウや/マンボウは畳と同じ数え方/町興しマンボウ食す人の縁/言い伝え夜に輝くマンボウか/畏怖された歴史も在りしマンボウや/マンボウや獲れや大漁逃げや不漁/海の医者じつは単なる勘違い?/人助けマンボウはただ寝てただけ/死に際に何を見ていたマンボウや/筋肉は約九割の水を持つ/変わりゆく都市伝説とマンボウや/着水死事実異なり死なないよ/ネタ話拡散されて伝説化/マスメディアネットロアをも二次拡散/人数の影響力は多大なり/三億個卵数じつは不正確/マンボウの皮の厚さは伝説級マンボウの自由研究楽しいよ!〜
 アイデアは良いんだけど、下手な川柳もたくさんあるぜ。著者経歴の「…を経て、無職.」は笑わせる。その後の安定した研究環境を求めているらしい…大変だね。1985年生まれで一人暮らし

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17/11/02
『アノニム』:原田マハ(はらだ):2017年6月2日:¥1500:KADOKAWA:県立C高校図書館
★★★
 今までのお話と趣が違いますね
〜識字障害のある張英才は、それが故に自分は天才だと思っている。部屋に新聞紙を敷き、ペンキを滴らせた。香港に出来るメガミュージアムに出掛けたのはたった二人で、人気のある玉欄と設計士である日本の女性の説明を受けた。そのかれにポロックを真似て描いてみないかと接触してきたのはアノニムと名乗った。台湾出身のIT長者・蒋恩堂は美術品を修復して正当な持ち主に返す活動をしている。金持ちが個人で鑑賞する物ではないからだ。小さな村の教会が持つ受胎告知を戻したのも彼のチームだった。チームには、設計士のミリ、鑑定士のイタリア人サラ、オークショニアのネゴ、ペルシア絨毯商人のエポック、インド系IT技術者オーサムなどがいる。謎の大富豪<ゼウス>に過去最高額の落札額を出させ、本物は将来ある芸術家の卵のために使う。落札されたら直ぐにフランス行きの飛行機に乗せるが、途中でボスの所有するホテルの駐車場ですり替えるの〜
 まあ何と言うことはないすり替え。強盗?いや窃盗だね!今まで、静かさの中に熾火のような熱いモノを感じたが、ちょっと軽すぎるね。ラノベみたいで、あまり好きじゃない

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17/11/01
『今日の人生』:益田ミリ(ますだ):2017年4月23日:¥1500:ミシマ社:県立C高校図書館
★★
 日々のイラストエッセイです
〜歩きスマホをしている人がカート置き場に侵入する・けんかをして物をタンスに投げつける父も私もテレビにぶつけるのは避けている〜
 町に出ると何かしら刺激を受けて書けるかも知れない。少なくとも家に籠もっているよりはネタが拾える。彼女の実家は大阪にあって時々帰るが父とはよくけんかをした。その父も82歳であの世行き。手塚治虫のマンガから付けて貰ったペンネーム・ミリさんは1969年生まれで、徐々に関西のオバサンに戻りつつある。一度だけ彼ってのが出てくるけど、その後は…気になる

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17/11/
 
★★
 
〜〜
 

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最終更新日 : 2017.11.30

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