2017/09/29
いやぁ巧い

「美女二万両強奪のからくり」
〜佐藤雅美〜

『美女二万両強奪のからくり』:佐藤雅美(さとう まさよし):2016年3月10日:¥1750:文藝春秋:千葉市美浜図書館
 これはシリーズ8冊目で7冊目を読んでいなかった
〜お救い小屋に並んでいた者が割り込みを注意し、殴りかかられて叩きのめし、怪我をさせて番屋に連れてこられた。持参金付きで婿に来たが、約束が違うので今は別居中だったのだ。被害者は偽名と偽の住所を名乗り、やがて巾着切りだと分かったが、町会所から2万両を奪った一味の話を取引に持ち出してきた。その話も大概は嘘だったが、盗人が使っていたと掏摸が云う旅籠に泊まっている者一人が怪しく、どうやら上野寛永寺からの盗みに絡んでいるらしい。寛永寺からなくなった能衣装を質屋に持ち込んだ浪人。寛永寺貫首の落とし胤、謎の美女は女太夫だ。妾宅を構えた見映えの良い武士。老中脅迫の書き付け。そもそも二万両はあったのか?〜
 町奉行所の同心・梶川も小坂も振り回されつつ、少しずつ核心に迫る。うん上手だ!

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最終更新日 : 2017.09.29

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