2017/09/22
何だよ・めでたしめでたしかよ〜

「とるとだす」
〜畠中恵〜

『とるとだす』:畠中恵(はたけなか めぐみ):2017年7月20日:新潮社:県立C高校図書館
 表紙に描かれているのは若旦那と枕返しと少彦命と狂骨と若旦那だが、裏には雲に乗った長崎屋藤兵衛・この絵と章名の長崎屋の主が死んだを見たら普通・・・
〜広徳寺の貫朝が薬種屋を集めて効能書きを整理しろと言っている最中に藤兵衛が倒れた。和薬検め所を作るべきか否かで二派に分かれ、長崎屋を味方に付けようと自慢の薬を飲ませ、藤兵衛も一太郎のために薬を試した所為だった。一太郎が普段飲んでいる薬は呪いで薬効が消えたが、その他の薬は一筋縄ではいかない。江戸湾に出現した蜃気楼の主が蛟竜だと判明し、枕返しを発見して病状は好転する。そんな時期に縁談を申し出てきた染物屋は秘伝の薬の製法を伝えると言うが大したものでなく、いずれ作り方を教えてもらえると考えていた番頭を店から出してしまう。長崎屋に恨みを持ちつつ井戸で死んだ狂骨が現れ、お札で撃退したが、藤兵衛を狙って、長崎屋の縁者を次々に襲っている妖の正体は女犯の僧侶だと判明したが、数々の薬でも救えなかった恋する女性を思う気持ちが、薬種問屋の主である一太郎への恨みに変化したのだった。藤兵衛の病が癒えずお供えを稲荷社に積み上げると神仙の代表として大黒が現れ、常世の少彦神なら解毒の方法を知っていると、手紙を託し、粟の茎を握らせて一太郎と屏風のぞきとおしろと鳴家が落とされたのは神田明神。侍と神仙が非時香果を巡って争っていた。島子が音吉にそれを食べさせたいらしい〜
 てっきり藤兵衛は死んじゃっていきなり代替わりで長崎屋は左前になっちゃいました・・ってことはないだろうけどね

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最終更新日 : 2017.09.22

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