2017/09/21
うん・これは良い〜

「本所おけら長屋(6)」
〜畠山健二〜

『本所おけら長屋(6)』:畠山健二(はたけやま けんじ):2016年3月22月:PHP研究所:県立C高校図書館
 ほろっと泣かせるじゃないか
〜大家が花見に行こうと言うが万造は気が乗らない。2歳で捨てられ拾われた万造は花の季節になると捨てられたという気持ちが大きくなるからだ。拾って育ててくれた親父は大工で、生々しい夢に出てきた。お染の家を覗くのは大工の又造だが問い詰めようとする万松に名前を聞いてがっかりする。幼い頃、窮地を救ってくれた峯ではないかと思ったからだった。訳知りの鉄斎が間に入って再会が叶った。常陸から嫁候補が来ると聞いて色めき立つのは万松に魚辰で、当の八百金ではない。八百金が心臓の悪い年寄りを助け、礼を言いに来た許嫁を持つ綺麗な孫娘に逆上せた結果だ。八五郎と里の娘・糸の祝言が近づいたが、派手にやりたい親方に合わせたい八五郎に金はなく、博奕で作ろうとして出来たのは借金。里は名人が作った親の形見の根付けを四分の一で買い叩かれてしまった。薬問屋の木田屋の娘で聖庵堂で見習い医師の満が流行病に倒れて、大家の息子が筑波で研究中だと聞いて奉公を放り出して、由兵衛を連れてくると…〜
 何度見ても装画は下手だ。ヘタウマかというとウマが要らないレベル。文庫書き下ろしだから制限がないんだが、5話に纏めていて、その4とその5は続きだから区切らなくても良いが、読みやすさを考えてだろう、態と分けたね。万造が主役だ

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最終更新日 : 2017.09.21

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