2017/09/14
シリーズ色を出した方が良くない?〜

「探偵さえいなければ」
〜東川篤哉〜

『探偵さえいなければ』:東川篤哉(ひがしがわ とくや):2017年6月20日:光文社:県立C高校図書館
 謎解きはディナーの後で・の東川さん
〜烏賊川市は東京近郊の有数の犯罪都市で探偵の鵜飼杜夫は周りの素人に助けられてようやく家業が成り立っている。妻の叔父から預かっている洋食屋が左前になり、川の汚れた水を風呂に溜め、溺死させてガールズバーをやりたい男のアリバイ作りに利用され掛かったが、酔っ払いながらも何度も覚えていろと言われて、時計が止まった時刻に不在であったことを証言する。イカフェスのゆるキャラコンテストでハリセンボンの着ぐるみを着た男性が喫煙スペースでアイスピックを胸に突き刺されて死んだが、謎を解いたのは剣先マイカだった。別荘地に夕食と麻雀に誘われたビルオーナーの朱美は午前三時までで勝ち続け、負けたロボット開発者の秋葉原博士が借金をしている富豪・深沢氏を絞殺し、ロボットを深沢氏に見立ててアリバイを作るのに一役買ったが、死体を動かすと死体の形に白い粉が現れる。午後7時以前に被害者が抵抗した際に、小麦粉を撒いたのをタイマーでセットされた時刻にルンバが動いたのだ。その時刻にアリバイがないのは、秋葉原博士のみ。40歳の息子の嫁の浮気調査をした鵜飼と助手の流平は息子の一軒家が電灯を付けているにも拘わらず呼びかけにも応えずどの窓もあいていないことを訝しく思い、台所の小窓を格子越しに開けると、俎上に血のついたナイフ、慌ててリビングの窓を破ると、ダイニングは血の海で、柴犬のホタテが興奮して行った風呂場の湯船にはバラバラ死体。夫かと思った遺体は間男のもので同じ湯船に潜んでいたのだ。不遇の腹違いの弟は一つ違い富豪の兄を殺そうという女の計画に乗った。女の計画は、被害者の計画殺人に対する返り討ち殺人を正当防衛とすることで無罪となることだった。瓜二つの腹違いの兄弟の違いは弟の頭頂部の髪が薄くなっていることだったが〜
  ずいぶん緩さに磨きが掛かった。プロフィールの近著に書いてある『かがやき荘アラサー探偵局』のシリーズなのだろうか?最後は刑事以外の探偵も関係者も出てこない・ってどういうこと?

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最終更新日 : 2017.09.14

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