2017/07/31
参った・参った

「蜜蜂と遠雷」
〜恩田陸〜

『蜜蜂と遠雷』:恩田陸(おんだ りく):2016年9月20日:¥1800:幻冬舎:県立C高校図書館
 本屋大賞と直木賞を受賞
〜芳ヶ江で開催される国際ピアノコンテストには、日本人の血が流れるマサル、既にコンサートピアニストであって母の死により舞台に穴を空けた栄伝亜夜、28歳という最高齢で挑戦する高島明石、フランスで養蜂する父と暮らす風間塵がいる。塵はパリのオーディションから勝ち上がってきたが、皆が先生と呼ぶホフマンが指導していた。彼の演奏を聴く審査員は感情が揺さぶられ、両極端の反応を示すのだ。死んだホフマンはギフトか災厄かと遺していた。マサルとアヤの幼馴染みは再会し、アヤは塵に触発される。二次予選で落ちた明石は奨励賞と作曲家賞を受賞し、他の三人はオーケストラとのコンチェルトである本選に進む〜
 ピアノコンテストが熱くて面白いと言う話を聞き込んだのだろうね。音楽を聴いた感想を文字にするというのはなかなか骨の折れる作業だろうね。実に親切に、最終順位まで載せていてくれる。この本は開いたときに二段構成で構えてしまうが、読み始めると納得だ。その点も親切。読み応えもあるけど斜め読みも可能な軽さ。それでも何度か泣かされたのは、人が人と触れ合いながら成長する姿に感動するからだね。うん、参った、降参

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最終更新日 : 2017.07.31

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