2017/07/31
累計40万部

「本所おけら長屋@」
〜畠山健二〜

『本所おけら長屋@』:畠山健二(はたけやま けんじ):2013年7月30日:¥619:PHP研究所:県立C高校図書館
 心から笑い、泣いたことありますか? シリーズ累計40万部突破の人情時代小説
〜米屋と酒屋の奉公人である万造と松吉は、大工の熊五郎一家の借金の取り立てのため、嫌がらせを始めたが、夜逃げし書き置きを道具箱の脇に残して川に飛び込んだらしいが、狂言と判ってほっと安心する。島田鉄斎は父が剣術指南を務める藩が取り潰され、奥州黒石藩に流れて御前試合に指南役となったが、恨みを買って人を斬り殺して江戸へ出、女郎屋へ売られた娘が瀕死の母と最後の日を過ごせるように庇っておけら長屋に住み着いた。万松が拾った浪人は敵を追って江戸へ出て来たが、島田が師範代を務める道場でも、士官話を巡って神社境内で立ちあいが始まり、つまらないことで人を斬ってはならないと止めに入ったのは敵持ちの浪人だった。たが屋の佐兵衛は偶々寄った賭場で大儲けをした次の夜におけらになったが、擦り寄ってきた不思議な老人の壺振りの癖を読めとの助言を受け負けなくなったが、面白くはない。店の金に手を付けて娘を売らなければならなくなった手代に一発逆転の指南をする。久蔵が岡惚れした後家のお染は盗賊の情婦だった。それを承知で盗賊を捕らえる罠を張ったのは島田と火盗改の同心だったが、万松コンビが余計なことをして破綻しそうになる。左官の女房のお里が女中をしている絹物問屋に本家から箱入り娘が修行に来たが、世間知らずで笑えることばかり。病気の母に朝鮮人参を飲ませたかった手代が店の金3両を使い込んで、誤魔化すのにお里は島田の力を借りる。表具職人の娘・お梅は湯の子を宿した。長屋対抗相撲大会に優勝したら、お梅と所帯を持つという久蔵が決勝前日の宴会で食中りにあった者の代わりに活躍する〜
 腰巻きの呼びかけに意味はないと思うね。クスクスとは笑えるけど、大笑いできるわけじゃない。万松の掛け合いは落語の様であるが、島田鉄斎の働きはちょっとした剣客小説のようだしね

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最終更新日 : 2017.08.01

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