2017/06/16
〜久遠くんが負傷〜

「陽気なギャングは三つ数えろ」
〜伊坂幸太郎〜

『陽気なギャングは三つ数えろ』:伊坂幸太郎(いさか こうたろう):祥伝社:2015年10月20日:\840:ひとみ文庫
 9年振りなんだって
〜いつものように銀行強盗は成功するはずだったが逃げる間際に警備員が投げた警棒が久遠の左手に当たってしまった。一味は雪子の息子・慎一が就職したホテルに様子を見に来て、落とした小銭を拾いもせずスタッフが拾ったことに礼も言わない客を目にして、久遠が名刺入れを掏り、週刊誌の記者だと判ったが、成瀬に返せと云われて、渋々16階に行くと、1601号室から物音が聞こえる。チャイムを押して出て来た男は眠っていたのだと云う。物音は何か訝しがったが、隣の1602号室からも男が出てきて、ホテルのスタッフもワゴンを押して来たので退散する。降りてくるとファンに見つかったアイドルの宝島沙耶がいる。記者・火坂は勘が働いて、久遠が強盗の一人で、動物園で成瀬と会い、芋蔓式に、雪子・響野が判ったらしく、雪子には当たり屋を、久遠には年寄りを怪我させたと因縁を、成瀬には痴漢疑惑を、響野にはオレオレ詐欺を仕掛けてきた。火坂にはカジノに借金があり、銀行強盗で得た金を簡単に吐き出すと踏んだのだった。ホテルを調べてみると、通り魔事件の被害者であるのに、火坂の記事で、風俗勤めをバラされ、あることないことを書かれて自殺した女性・牛山沙織の関係者が現れる。宝島も被害者を慕っていたのだ。火坂は、カジノを経営している大桑に借金を帳消しにするよう工作しろと脅され、久遠がセアカゴケグモ擬きを仕込み、駆除するとして薬剤を散布して、火坂のデータを消した上で、他の顧客情報と、大桑が大事にしている亀を盗み出し、ジビエ料理を手掛ける牛山沙織の元フィアンセが調理して・・〜
 飲むと仮死状態になる薬ってのが怪しいよね・そこにちょっと無理がある

6月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2017.06.16

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送