2017/06/01
なるほどー〜

「きみは赤ちゃん」
〜川上未映子〜

『きみは赤ちゃん』:川上未映子(かわかみ みえこ):文藝春秋:2014年7月10日:\1300:県立C高校図書館
 13刷
〜出産編:できたら,こうなった!・陽性反応(28日周期だと思っていたが,ちょっとずれていた。排卵検査薬でチェック)・つわり・出生前検査を受ける・心はまんま思春期へ(おっぱいマッサージを続けて)・恐怖のエアロビ(無痛分娩のクリニックは4階にエアロビスタジオ)・かかりすぎるお金と痛みについて(一出産140万円のプラス)・生みたい気持ちはだれのもの?・夫婦の危機とか,冬・そして去ってゆく,生む生むブルー・いま,できることのすべて・乳首、体毛、おっぱい、そばかす、その他の報告・破水(おしるしだと思っていたら破水だった)・帝王切開(破水後バルーンを入れ48時間待っても子宮口は開かず)・なんとか誕生(男児・おにぎりのようからオニ)・産後篇:生んだら,こうなった!・乳として・かわいい♡拷問(乳首にかさぶた・くつづれだと思えと)・思わず,「わたし赤ちゃんに会うために生まれてきたわ」といってしまいそう・頭のかたちは遺伝なのか(父も母も絶壁だから心配)・3ヶ月めを号泣でむかえる・ひきつづき,かかりすぎるお金のことなど(ベビーシッターを頼むと5時間/平日で月25万)・髪の毛,お肌,奥歯に骨盤,その他の報告(髪がごっそり抜ける)・父とはなにか,男とはなにか・夫婦の危機とか,夏・いざ,離乳食・はじめての病気・仕事か育児か,あらゆる所に罪悪感が・グッバイおっぱい・夢のように幸せな朝,それから,夜・ありがとう1歳〜
 芥川賞作家が35歳で初妊娠・出産。妊娠して,前夫と別れて再婚したことを発表。時期的に家の娘と同時期だ。同じようなことで騒いでいたなぁ…。懐かしい。P22「でも,赤ちゃんにかんするすべての責任は母親にあるような気が,おかしなことだけど,やっぱりあるのだ。そういう感覚というか,刷り込みのようなものが。」P231「なにがあってもオニはわたしが守るし,なにがあってもわたしが一緒に生きてゆく。しかし,あべちゃんは他人である。それなりの縁はあったかもしれないけれど,しかしれっきとした他人である。なぜ,こんな状態のわたしが大人であるあべちゃんの食べるものを作らなければならないの。わたしはあべちゃんの母親ではない。料理の代わりというのなら,掃除も洗濯もしなくていい。そんなもんぜんぶ汚れたままでいいし,気がむいたときに自分とオニのぶんはやるから,もう放っておいてほしいし,いっそどこかへ行ってほしい。」…ふーむ…

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最終更新日 : 2017.06.01

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