2017/05/19
佳作〜

「牛姫の嫁入り」
〜大山淳子〜

『牛姫の嫁入り』:大山淳子(おおやま じゅんこ):角川書店:2016年5月30日:\1500:若葉図書館泉分室
 第32回城戸賞(知らないけど)
〜三日月村で育ったコウは女忍者。しかも派遣の。相棒は守一という細工だけが得意なダメ忍者。仲間思いの凧使いオオタカから一緒に抜けようと誘われて決心がつかず、表祐筆の加納光政から下妻藩藤代家の重姫と嫡男・黒光との誘拐見合いを依頼される。藤代家に忍び入り見つけたのは牛のように太った姫君で、守一に負ぶわせたが重すぎて逃げ出せず、捕まった。守一は牢に入れられ、コウは父の大名藤代好継と一月で美しくしたら見合いをさせ、ダメなら命を渡すと約束を交わす。矮鶏を追わせ、掃除・洗濯で碌なものを食わせなくても効果は直ぐに出ない。コウは町娘の形で街に出し、団子一串の味を決めさせ、簪を自分で選ばせる。町中で、役者と若侍の諍いが起こり、コウがこれを止めようとすると地廻りがしゃしゃり出る。若侍が鞘を払って出て来たのは造花。危機に陥った二人を救ったのは牛姫の突進と、オオタカの助太刀だった。長屋の隠し戸から竹の小屋に逃げたが、見知らぬ二人の男女は見初め合う。帰宅して恋患いになった姫は日に日に美しくなり、若侍も女遊びをやめ、父の祐筆の仕事をまじめに継ごうと考え出す。約束の一月が過ぎ、美しさを取り戻した姫を、茶会を開いてお披露目し、老中を通して大奥に送り込もうと好継は画策するが、席に座ったのは美しき女忍者コウだった。オオタカが攫って公家と見合いをさせようとして失敗し、重姫はコウとの約束を果たす為に、小さな屋敷を訪れると…〜
 その後の彼女に新しい展開は?

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最終更新日 : 2017.05.19

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