2017/
〜3月に読んだ本〜

漱石の思い出 ☆☆☆☆ ブラタモリ1長崎金沢鎌倉 ☆☆☆ ブラタモリ2富士山東京駅上田沼田 ☆☆☆ ブラタモリ3函館川越奈良仙台 ☆☆☆
文明開化がやって来た ☆☆☆ ブラタモリ4松江出雲軽井沢博多福岡 ☆☆☆ 後妻業 ☆☆☆☆ 風は青海を渡るのか? ☆☆☆☆
闇の平蔵 ☆☆☆☆ デボラ、眠っているのか? ☆☆☆ 「昭和天皇実録」の謎を解く ざんねんないきもの事典 ☆☆☆☆
小説 君の名は。 ☆☆☆ iアイ ☆☆☆ しんせかい ☆☆☆  

冊数が多いのは真面目に仕事をしていない証拠

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17/03/30
『しんせかい』:山下澄人(やました すみと):2016年10月30日:\1600:新潮社:県立M高校図書館
★★★
 芥川賞・・・って何故?
〜まだやっていない恋人と別れ、北海道にやってきて、脚本家の先生の下で、俳優志願者やシナリオライター志願者と共に、俳優修業というよりも、谷作りに励む。1期生のいる中で、2期生として1年を過ごし、1期生が卒業して、1年谷で過ごして1年後谷を出た。関西の倉庫で働いていて、間違って配達された新聞の広告を見て応募し、新宿に宿をとって新橋で試験を受けて合格したのだったが、前日深夜、新宿の公園で仔アライグマを飼っているホームレスが練炭自殺をすると言っていた気がするのだが…〜
 明らかに倉本聰が作った富良野塾。まだ、あるんですね

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17/03/29
『iアイ』:西加奈子(にし かなこ):2016年11月29日:\1500:ポプラ社:県立M高校図書館
★★★
 何か賞を獲らなかっただろうか?
〜アイはシリア生まれでニューヨークに住むダニエル・ワイルドと綾子の養子としてアメリカ国籍を持って育ち、日本に移住した。両親は何事も秘密にしない。日本の私立中学では個性を持つことを強要されず居心地が良いが、自分が存在して良いのかは考え続ける。自分は何故、選ばれたのか。選ばれなかったら、どうしているのか。進学校として知られる大学付属の高校に入り、最初の授業で数学の教師は「アイは存在しない」と虚数の説明をし、その言葉が耳に残る。入学早々近づいてきたのはレズビアンのセクシャリティを持つ権田ミナだった。互いを評価しない二人は親友となった。数学に興味を持ったアイは成績をどんどん上げて学年トップとなり、国立大学の数学科に入学するが、一番の注目を集めたのはウッドベースでプロ・ジャズプレイヤーになるという内海義也だった。気になるアイにとっては初恋だったかもしれない。受験勉強を進める中で菓子を食べ過ぎて太ったアイだったが、数学科では気にとめる人間もいない。黒い服ばかりを着てノートには世界各地で起きた事故や事件、災害での死者数を書き綴る。父が仕事をリタイアし、シリアの悲惨な状況を気にする余り、NGOに加わり本部のあるニューヨークに移っても世界に没頭できる数学に浸り、当然のように院に進む。一人で暮らす日本で地震が起こり、汚染されている怖れのある食品を口に出来ず痩せていって街で声を掛けられたのは原発反対のデモへの参加だった。何となく参加している内にカメラを向けてきたのは、中年に差し掛かるカメラマンの佐伯祐だった。肌を合わせて結婚を意識し、自分が存在しても良い証しとして子どもを持つことを希望し、結婚・休学を選んだが妊娠はせず、PCOS・多嚢胞性卵巣症候群という診断を受け、人工授精で妊娠したが間もなく小さな命は心拍を止め、掻爬手術を受けざるを得なかった。ニューヨークからロサンジェルスへ帰ってきたミナは妊娠しミラという恋人と別れたが、内海と再会して避妊せずに性交して妊娠したが、堕胎すると言う。アイは流産したことを言い出せず、ミナの中絶は許せない。両親が日本に来てアイのルーツのあるシリアの情勢をダニエルとユウは議論し、綾子もシリアや実の両親の事を知りたくないかと聞いてくる。ミナに遭いたくて飛行機に乗ってるとシリア難民の男の子が密航船の沈没で死んだニュースに接し、再会したミナと抱き合って泣く。遠く繋がっている未明の海で花束を捧げ、出産を決意したミナが見守る中、裸で波で揉まれるアイは存在することを強く意識する〜
 まぁね…設定は面白いのだけど、テーマが絞り込まれていない気がするなぁ。ま、存在して良いのだという結論で良かったけど、困難に直面している子供たちを養子として育てるアメリカ人セレブの事は変だなぁと確かに思う。子どもに気を遣い、一人前の人間として扱う態度も不自然。容姿が異なる人に対する日本人的な気遣いも理解できるし恥ずかしいし。不妊に悩むカップルがいる一方で、妊娠を避ける人間も沢山いる理不尽。LGBT・セクシャリティ…。どれも現代的な話題ではあったが…どうもモヤモヤが残る

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17/03/24
『小説 君の名は。』:新海誠(しんかい まこと):2016年6月25日:\560:KADOKAWA:県立M高校図書館
★★★
 映画とは違うと聞かされていたが…
〜〜
 違わないやないか!!

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17/03/23
『ざんねんないきもの事典』:今泉忠明(いまいずみ ただあき)監修・絵;下間文恵・徳永明子・かわむらひゆみ:2016年11月1日:\900:高橋書店:県立M高校図書館
★★★★
 おもしろい!進化のふしぎ・どうしてそうなった!?
〜ダチョウの目玉は60gで脳味噌は40g:ウォンバットはおしりが硬い上にウンコはさいころ型なのは縄張りを示すのに転がっちゃ都合が悪い:アードウルフというのはハイエナの一種だがシロアリを常食にしていて歯は32本中8本抜ける:カモノハシは汗のように母乳を出す(そもそも母乳は汗が変化して出来ている?):ホッキョクグマの毛の下は黒:オランウータンの雄は戦いに勝つと男性ホルモンが出てフランジが発達する:孔雀は強風が吹くと転ぶ:鰻の黒色は日焼け:ワニが口を開ける力は30kg程度:ツチブタは頭が貧弱で堅い木や岩に頭をぶつけると死んでしまうこともある:インドネシアのバビルサという猪の上顎の牙は口の内側に向かって伸び肉を突き破るが強度が弱く折れやすい:メガネザルは目玉が大きすぎて動かせず首を回す:ミズスマシの目は上下に分かれている:スズメバチの成虫は昆虫の肉団子を作って幼虫に食べさせ,成虫は栄養液を幼虫から貰う:1.9mのオサガメの喉の突起はクラゲを吐き出さないための歯の代わり:日本と台湾にしかいないウマノオバチの産卵管はカミキリムシに卵を産み付けるためだが,目立ってレア生物に:日本台湾周辺のタカアシガニは脱皮が大変で死ぬことも:ニュージーランドの森林にいるカカポは敵が居なくて60cm4kgで飛べなくなった:象の歯は一生のうち5回生え替わるが最後の歯がなくなると何も食べられなくなって餓死する:野生のアライグマは食糧を洗わず,飼育されているのが洗うのは暇すぎてやることがないから?:兎が肛門から直接糞を食べるのはバクテリアが含まれていてタンパク質が摂りやすくなるからで,普通のウンコは色が薄く粒状である:アフリカには鳥の卵だけを餌にする蛇が居て,鳥の産卵期以外は敵から逃げ回って絶食に耐える:東アジアの川筋にいるオオシロカゲロウの生息時間は2時間:日本の森林にいるオオミノガの雌は一生蓑の中で生活し,散乱すると蓑から落ちて死ぬ:全長1mのダツは漁船の灯り目掛けて飛び込み,運悪く刺さって死亡した例も:ゴリラは繊細で下痢したりワキガが酷くなったり:牛の涎は180g/日:キャベツはモンシロチョウの幼虫に食われると匂いを出して寄生蜂を呼ぶ:カマキリの雌は攻撃的で交尾前に雄を喰ってしまう場合もある:ハチドリは1秒に60回以上羽ばたきし人間の50倍ものエネルギーを必要とするため花の蜜を一日中舐め続ける:サバクトビバッタは食糧が尽きると共食いし数が減る:ドウケツエビよりカイロウドウケツという動物の方が不思議:ラッコは8億本の毛で覆われているが脂肪はなくガリガリ:カリブ海に住むモグラの仲間のソレノドンの毒はミミズなどの食い物には必要なく敵には効果がない:シマリスのシッポは皮膚ごとずる剥けるが再生しない:一匹狼は弱いから:シロナガスクジラは人が子猫の群れに襲われて死ぬようにシャチに襲われる:コオリウオは酸素濃度の高い冷たい海で生きるが赤血球がないため酸素濃度が薄くなる3℃の水で死ぬ:蜂蜜は蜂が次々に口移しで蜜を移動したもの:チンパンジーが喋れないのは喉の構造の所以:蠍は有害紫外線を反射するようになったが無意味に残った機能:日本の山地にだけ居るムササビは木に飛びつくための手首が発達しすぎて木から下りるのが苦手:モグラが穴を掘るスピードはカタツムリと同じ時速80cm:ミジンコは敵を威嚇するために角を出すが一日かかるので無意味:カメムシは脚の付け根から出す自分の匂いで気絶して死んでしまうことも:たる状態になった無敵クマムシも鉛筆でつつけば死ぬ:南米コアリクイは立ち上がって威嚇するが怖くない蚤のジャンプは血を吸うために動物に飛びつくためで起き上がるのは苦手〜
 やっぱり面白かったが,自分の手許に置いておきたいような・要らないような

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17/03/22
『「昭和天皇実録」の謎を解く』:半藤一利・保阪正康・御厨貴・磯田道史:2015年3月20日:\880:文藝春秋:県立M高校図書館
 読むのに疲れちゃった
〜〜
 大した歴史好きじゃない我が身には何が何だか解らないが、研究者には「実録」を書いた人間の意図が見えるらしい

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17/03/17
『デボラ、眠っているのか?』:森博嗣(もり ひろし):2016年10月18日:\690:講談社:茂原市立図書館
★★★
 Wシリーズの第4巻
〜ハギリ博士がニュークリア正面玄関に差し掛かると聞こえた声は「デボラ、眠っているの?」だった。少女が警備を解除し,ウグイを無力にして,内部へ潜入したが,地下深くまで進んで,電池切れのように倒れた。イシカワの元研究員でチベット奥地で暮らしていたタナカは,その正体がデボラというトランスファーだという。兵器として開発されたもので,ネットワークを介してウォーカロンを支配し,人にも埋め込まれているメモリで交信が可能だ。ヴォッシュに相談すると,フランス西海岸でスーパコンピュータが見つかり,神殿のスーパコンピュータ・アミラとも盛んに交信しているという。そのコンピュータを見に行くと,ベルベットと名付けられたスーパ・コンピュータがウォーカロンの修道僧と操って攻撃を仕掛けてきた。デボラはサリノを呼び出し,ベルベットのシェルの破壊に乗り出す。酸欠でサリノの肉体は死に,ヴォッシュに従うウォーカロン・ペィシェスを使って反撃にでるが,持ち込まれたルータを放り出して事なきを得,サリノが蘇生して,デボラも復活した〜
 出向いた先はモン・サン・ミッシェルだね。前回の表紙はヨットだったので,今回は読む前に気がついた。人口増加はエントロピーの増大。電子戦…人間が私腹を肥やしたい・権力を欲するが故に創り出したものだ。P146「彼らは、そろそろ人間社会のスイッチをオフにしても良いと考え始めています」「どうして、そんなふうに考えるの?」「エネルギィの無駄だからです」「それは、なるほど、そのとおりだね」

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17/03/14
『闇の平蔵』:逢坂剛(おうさか ごう):2016年11月5日:\1600:文藝春秋:東部台文化会館
★★★★
 平蔵シリーズの第三
〜飛鳥山で仇討ちが行われるのは平蔵が町廻りで見聞きしたものだ。沢山見物人が来て,特に料理屋の奉公人達も時刻になると繰り出した。約束を交わしていた二人を巧く尾けて身元を割り出し,料理屋の入り婿になっている男が狙われていると当たりがついた。優男で匕首を使う鎌風三蔵は大男を相棒に使う。今回も大男を使って牢屋敷近くに火を付け,藤堂家からお宝を盗もうという算段だったが,途中で小吉という大男は松平佐金吾の与力・近藤重蔵と入れ替わり,鞭で三蔵を捕らえて長谷川組に引き渡したのは遺恨があってのことだった。奉行所や火盗改メに恨みを持つ人間を闇の平蔵という男が集めているという噂で,平蔵の手先が探りに行くと,可久という女が面体を隠している男こそが長谷川平蔵だと言いだした。松平組の与力の男が用心棒をしていて斬り殺された恨みを晴らす仕掛けだったのだ。その時いた女衒の周六は,長谷川平蔵の顔を知っていると言うことで阿古屋の長八という盗賊の頭に声を掛けられ,平蔵を始末する手伝いをさせられるが,暗闇でしか見なかった平蔵の人相に自信がなく,可久に声が掛かった。見世物小屋に日没直前に連れてこいと言われ,確かに武家が連れてこられたが,可久は平蔵だと言い,周六は違うという。用心をしていた長八は逃げ出す直前,平蔵に切り捨てられた。度胸の良い可久を手先にしろと平蔵から命じられ,可久は商家の番頭を誑し込んであいもやの半次郎という盗賊を引き込む手はずを整えたが,半次郎は疑いだした。押し込み先を換えたと言って元に戻し,その店で平蔵に斬り殺される。黒装束の餓鬼大将が音締めの松だと言って長谷川平蔵に入り口を抑えられ福田屋に乱入し,間もなく店のものに追い出されたが,平蔵は今永仁兵衛に小柄な盗賊を探し出して押し込みがあったばかりの並びの店の手引きを命じた。何人もの捕り手を配置したが,本当に警戒していたのは福田屋で,一味を捕らえた〜
 亡くなったお父さんの中一哉が池波正太郎の鬼平の挿絵を描いていた縁で,息子がオマージュしたって訳かぁ。お父さんは104歳で亡くなっているが,ストックを一杯用意していたのかねぇ。逢坂さんが書いている近藤重蔵も同じキャラで登場した・楽し!

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17/03/14
『風は青海を渡るのか?』:森博嗣(もり ひろし):2016年6月20日:\690:講談社:茂原市立図書館
★★★★
 Wシリーズの第三巻
〜チベット・ナクチュ特区にある神殿の地下で冷凍保存されている遺体を見せつけられた。ハギリとヴォッシュはナクチュを訪れ,ナクチュの人々の脳波を調べ,人とウォーカロンの識別パラメータを作るデータを録るのも目的だ。ウォーカロンのメーカ・HIXからその様子を見に来たウォーカロンは,交換にウォーカロンの研究所を訪問し,所長のドレスクラに誘われて,その所有地の遺跡を訪問する。そこには頭の半分を模したコンピュータが眠っている。前回の訪問時にクーデタを起こした張本人が小さな村にいて,ウォーカロンの研究所を脱走した日本人がいると噂を聞きつけ訪問すると,現地警察が攻撃をしてきた。警察の攻撃が止んだ後に,ボートでやってきたタナカという研究者は,イシカワというウォーカロンのメーカで,生殖能力を持つウォーカロンの研究を行い成功してが失敗をしたと会社に報告し,処分されるウォーカロンと共に脱走したのだった。その集団は言葉を発しないが,子どもが一人いる。タナカの隠れ家である潜水艦に招待され,タナカと妻子が日本へ行くことを望んでいると知った。テロ行為はウォーカロンの変異であり,転移することで人間への道を進むのではないか。識別に役立つヒントを得る。タナカの4歳の娘の名は「シキ」〜
 人間が死ににくくなり,新しい子どもが生まれてこない世界・チベットの子どもが生まれる場所が特区になり,近くには人造人間のメーカがあり,ウォーカロンが時々暴走する。この段階で次の次までの予定が立っているのが森先生らしい。P27「おそらくは,各レベルでの取引があって,バランスを取った状態で見かけ上の静止,あるいは等速の運行を行うのだろう。それを,下々の者は「平和」と呼ぶのだ」P33「…。認識も錯覚も,機能としては本来,同じものだよ」

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17/03/13
『後妻業』:黒川博行(くろかわ ひろゆき):2016年6月20日:\781:文藝春秋:自前蔵書?
★★★★
 初の電子書籍完読
〜小夜子は柏木というヤクザの息子が経営する結婚相談所を根城に,再婚を希望する資産家を物色し,90歳の中瀬耕造に狙いを付ける。耕造のマンションにベッドとドレッサーを送りつけ,住民票を移動し,地域活動に顔出しして,内縁関係をアピール。小夜子はワーファリンを胃薬とすり替えて病気を誘発し,入院後間もなく死亡する。預金4千万,時価二千万の株,不動産が六千万。娘二人とは公正証書遺言で優位に立つ。次女が相談した弁護士から興信所の探偵で元刑事の本多が調べ上げ,小夜子の周辺で四人が不審死を遂げている……〜
 映画を見に行こうとしたが,ジェイソン・ボーンを観ることになって観なかった映画の原作。やっぱり本は紙で読むのに馴れている

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17/03/08
『ブラタモリ4松江出雲軽井沢博多福岡』:NHKブラタモリ制作班:2016年10月15日:\1400:KADOKAWA:県立M高校図書館
★★★
 スチルカメラも有効利用
〜博多は商人の町で,福岡は黒田藩が作った武士の町,中州は二つの町を繋ぐために埋め立てられた〜
 今回の分で行ったことがあるのは軽井沢だけで,松江の前半は見たか見なかったかというと見たかも,博多は曖昧,福岡はもっと曖昧

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17/03/08
『文明開化がやって来た』:林丈二(はやし じょうじ):2016年10月5日:\1800:柏書房:東部台文化会館
★★★
 チョビ助とめぐる明治新聞挿絵
〜文明開化といえば散切り頭・女髪結いは何ら変わらない・縁側で髪を洗う・夏の来客のもてなし・待合の帽子置き場・氷店の季節・雨の日の拵え・長屋の子守唄・貧乏と病人・貧乏の中のゆとり・裏長屋の玄関は勝手口・わっ,ピストルだ!・シャツを着た書生・マフラーとハンケチ・ハンケチを噛む!・女学生と自転車・顔を隠す女・謎の黒いマスク・看護婦さんのスリッパ〜
 チョビ助とは知ったかぶりをする人間のこと。まっ,著者自身。ネタに困らないテーマを見つけたねぇ。イラストも著作権が切れているだろうし…。面白いテーマだけど,もっと面白可笑しく表現できそうだけどなぁ

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17/03/07
『ブラタモリ3函館川越奈良仙台』:NHKブラタモリ制作班:2016年10月15日:\1400:KADOKAWA:県立M高校図書館
★★★
 確かにイラストも気が利いている
〜〜
 今回も全部入ったことのある町,特に函館は自分で調べて歩いたから馴染み深い。しかし川越は地味で舟運も途絶え,川を真っ直ぐにしちゃって情緒もないし,かといってまた人工的に蛇行させるのもどうかと思うしね

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17/03/06
『ブラタモリ2富士山東京駅上田沼田』:NHKブラタモリ制作班:2016年7月15日:\1400:KADOKAWA:県立M高校図書館
★★★
 よく気が回るね・タモリさん
〜〜
 富士山の2回目,東京駅の1回目,沼田を見たかが曖昧

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17/03/03
『ブラタモリ1長崎金沢鎌倉』:NHKブラタモリ制作班:2016年7月15日:\1400:KADOKAWA:県立M高校図書館
★★★
 NHK出版じゃないのが多くなった
〜〜
 同じ土地で2週やるんだけど,本を捲ってこの回は見てなかったか?と一瞬思うが,ちゃんと見ていたことが判明する

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17/03/03
『漱石の思い出』:夏目鏡子(なつめ きょうこ)述・松岡譲(まつおか ゆずる)筆録:1994年7月10日:\680:文藝春秋:県立M高校図書館
★★★★
 これほど愛されている作家は珍しいと思う
〜末っ子として生まれて養子に出されたこと。夏目籍に戻ったが実家とは疎遠で,東京帝国大学を卒業後,大学院に進むが,徴兵逃れのため北海道に送籍。27歳で東京高等師範学校の教授,29で辞職して伊予松山中学校教員として1年。第五高等学校教授として熊本。34歳で二年間の英国留学(学資1800/年)。37歳で帰国後,千駄木に住み,第一高等学校教授から帝大講師。36歳から神経衰弱状態となる。このころから雑誌に寄稿するようになり,39歳で「猫」第一回。文京区西片町に転居。41歳で朝日新聞社入社,早稲田に転居。44歳,胃潰瘍で内幸町に入院し,転地療養のために修善寺菊屋本店で8月大吐血。47歳,神経衰弱。50歳,糖尿病に診断を受け,11月に大内出血,12月9日午後6時50分,臨終〜
 松岡譲は漱石の長女・筆子の夫で,解説を書いている半藤末利子はその娘。勿論,鏡子さんは妻です。修善寺で大吐血して大騒ぎになったのは知っていて…間もなく亡くなったと勘違いしていたが,修善寺が44歳の時,往生したのが50歳。鏡子が解剖を希望して,追跡症というのも糖尿病が根本にあったかも知れないと思われる。胃の痛みも18の頃に煩った盲腸炎が原因で虫状突起が腹膜と癒着して起きたものかも知れない。奥さんは10歳年下だった。笑わせる夫婦だねぇ

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17/03/
 
★★
 
〜〜
 

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最終更新日 : 2017.03.30

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