2017/02/20
〜東金に銚子〜

「あい永遠に在り」
〜高田郁〜

『あい永遠に在り』:高田郁(たかだ かおる):2015年2月18日:\640:角川春樹事務所:県立M高校図書館
 昔の人って手段がなくても結構、移動する
〜幕末、上総の前之内村の農家の三女として生まれたあいは糸紡ぎの技を見込まれて、塾を経営する伯父の家に出入りし、真面目な性格から養子の寛斎の嫁として関家に入り、佐倉の順天堂の修行を活かして医院を開いたが患者は来ない。恩師に紹介された銚子でヤマサの主に見込まれて長崎に1年間留学し、評判の医師となった。更に長崎での修行を求められたが、徳島蜂須賀家の侍医となったが、嫁入り前の姫が死に、それでも藩主にも認められ、官軍に従って陸奥まで行って評判を得た。やるべき仕事をやったと士分を離れ、徳島で開業しても評判は上々だ。子供らの幾人かは死に、医師や商社勤め、農学校に進んだり、文学を志す者もいた。関寛斎は北海道の開拓地を見る度に、財産を処分して余生を北海道開拓に捧げたいと願った。妻であるあいも札幌まで来るが、心臓を病んで、陸別の土になることを望んで死んだ〜
 関寛斎って人は面白くて、その人が、妻はもっと凄いと言っていた。ヤマサの主に言われて残った言葉は−人たる者本分は、眼前にあらずして、永遠に在り−だった…ふーむ、ヤマサの工場にはこの間行ったが、濱口梧陵ってのは人物だったんだね

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最終更新日 : 2017.02.20

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