2017/01/18
〜inParis

「掟上今日子の旅行記」
〜西尾維新〜

『掟上今日子の旅行記』:西尾維新(にしお いしん):2016年11月16日:\1250:講談社:県立M高校図書館
 シリーズ第8弾,初の海外舞台もの
〜隠館厄介は旅行会社での冤罪事件で退職金の一部とっしてフランス旅行がプレゼントされたが,やってきたシャルルドゴール空港で掟上今日子を見掛け,尾行してパリに来て気付かれ,助手となることを約束されるが,ホテルで着替えうたた寝して再出発する時に,左腕には探偵ではなく「怪盗」と書き換えられていたので,エッフェル塔を盗む助手となってしまった。今日子さんのアイデアは,200年掛けてこつこつ盗むか日本人を総動員して少しずつ盗むかが第一案,第二案はイリュージョンで消してみせる方法。第三案は,レストランでワインを零された服を換えるために試着室に入った隙に厄介が怪盗紳士に拉致され,連れて行かれたエッフェル塔内にあるレストランにソムリエとして現れた今日子さんによって明かされる。それは,自由と博愛は表現されているから,平等の精神を盗んで建築物にするというものだった〜
 最初に今日子さんを眠らせた手口を明かしていないのが気に喰わない。怪盗と探偵という構図を描きたかったらしいが,成功しているとは言えない。エピローグでモンサンミッシェルやイギリスに行っているらしいが,後で小説に仕立てるらしい。パリ一晩目,ベッドに誘われた厄介が断れるわけないだろう!

1月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2017.01.18

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送