2016/12/1
〜おぎだかはぎだかわからないんだよね〜

「海の見える理髪店」
〜荻原浩〜

『海の見える理髪店』:荻原浩(おぎわら ひろし):2016年3月30日:\1400:集英社:県立M高校図書館
 還暦になって直木賞を貰ったオギワラさんだか・ハギワラさんだが、表題作の発表は2012年
〜「海の見える理髪店」:グラフィックデザイナーは自分で調べてこの理髪店に来たが、店主は饒舌だ。生い立ちから2度の結婚と殺人罪を犯して服役したことまで話す。デザイナーは最後に自分が結婚を控えていることを打ち明ける。「いつか来た道」20代で家を出て弟の要請で家に帰ってきてアトリエでずれた化粧をしていて自分の名前を思い出せない母を見つける。「遠くから来た手紙」育児に理解がない中学時代の同級生の夫に脅しを掛けるために1歳2ヶ月の娘を連れて静岡に実家に帰ってきたが、スマホに妙なメールが入り、戦死した祖父が祖母に戦地から送った手紙と知って帰ることを決意したが、夫と入れ違いに東京へ戻り、果樹農家の大変さを味合わせてやる。「空は今日もスカイ」小学校3年の佐藤茜は物書きだった父の本が出なくなって荒れて離婚した父がアパートの階段から落ちて死に、病院もなくて医療事務の仕事が見つからずに苛々している母の事も伯母も嫌で、海を目指して冒険に出た。お化けが出るという神社でゴミ袋を被っている男の子を拾って冒険を続け海まで行ったが、泊まるつもりの海の家も見つからず、ビニールを張った家に泊まった翌日、警察官が来た。「時のない時計」父の形見として時計を貰ったが壊れていて、古い時計で修理をして貰うことに…時計屋の身の上話を聞いて、修理費は1万8千円と失業者にはキツイ。「成人式」中3で事故死した娘に成人式貸衣装のカタログが届いて、妻が着て式に出ようとなった〜
 普通の人なら定年の頃にようやく受賞かぁ。売り出しは遅かったが、それなりに売れているのにね

12月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2016.12.14

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送