2016/12/13
〜深すぎて

「罪の声」
〜塩田武士〜

『罪の声』:塩田武士(しおた たけし):2016年8月2日:\1650:講談社:県立M高校図書館
 犯行指示テープを吹き込んだ元子どもと、事件から30年,ギンガ・萬堂事件を洗い直す新聞社の文化記者
〜京都の2代目テーラー曽根俊也は入院中の母からアルバムを持ってくるように頼まれ、GM事件絡みの英語で書かれたノートと自分の声が入った指示テープを発見する。父の友人に相談し、京都出身で滋賀県の暴対刑事を首になった生島という刑事が絡んで、伯父が関わった可能性と、犯人が仲間割れを防ぐ手打ちを行った小料理屋を見つけ出す。新聞社の大阪文化部の阿久津英士は年末特集のために社会部に指名され、ハイネケン事件を調べていた東洋人を捜しにイギリスまで出掛けたが、当時新聞記者だった大学教授に一緒に暮らしていた中国人はいないと言われ、収穫ないまま帰ってきた。滋賀で職質にあって逃げ出した車の線と、テレビのドキュメントを見て感じた違和感から、大学教授と親しかった「日本人」が曽根達雄だと確信して再び英国に向かう〜
 神のタクト(未読)も書いた1979年生まれの元新聞記者。新聞社勤務経験がないと分からないことがあって良いわ。GM事件の後、豊田商事事件・投資ジャーナル事件・日航機墜落事故・プラザ合意で、未逮捕の犯人は深淵の人になった…

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最終更新日 : 2016.12.13

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