2016/10/25
〜ハズレだと思うな〜

「おおあたり」
〜畠中恵〜

『おおあたり』:畠中恵(はたけなか めぐみ):2016年7月20日:\1400:新潮社:県立M高校図書館
 低調な感じがするがなぁ
〜「おおあたり」栄吉が考案した辛あられは良い。長崎屋で売り出すと酒のつまみにもなると評判だ。新味のわさび味は売る前から居酒屋に出されているが、欠けているものもあり粗悪だ。栄吉と同じ菓子店の奉公人が怪しい。「長崎屋の怪談」場久は追われて追われる悪夢に悩まされているという怪談を披露し、それを聞いた岡っ引きが姿を消し、場久も誰かに付けられているような気がする。日限の親分は消えた岡っ引きの旦那である同心に疑われているが、同心自体が怪しい。「はてはて」貧乏神の金次が離れの妖達にやる菓子を買いに行き、帰りにぶつかってきた男に台無しにされ、代わりに富籤を貰ったのだが、それが大当たりの百両に化ける。金次は金に興味がなく、一太郎も同様。しかし、合い札であるはずが二枚でなく三枚発見される。怪しいのは札を二枚に分けた者だ。「あいしょう」5歳になるおぎんの孫を面倒見るためにやって来た大妖の仁吉と佐助は10歳の小僧の形だ。引き合わされて早々にシャボン玉売りを追って姿が消えたと言うが、どうやら米問屋の息子と一緒らしい。堀に投げ込まれた二人は河童から子どもを預かってくれるように頼まれたのだが、約束の胡瓜や西瓜を貰えないと嘆いている。どうやら米問屋の奉公人が怪しい。「暁を覚えず」大貞の親分が迎える中山道の親分をもてなすことになり、魚を獲って食えば面白いと提案したのは若旦那。一日しっかり仕事ができるように猫又の薬を飲んだのだが、半分以下の効き目で翌日の朝には起きてしまった。供をだれにするかで、栄吉の菓子が使われるが食べたものは全て使い物にならず、藤兵衛も寝込み、たまたま来ていた兄の松之助に子が出来たことが判明する〜
 謎の核心までがなかなか辿り着けなくて、謎解きは一瞬。前から思っていたけど、路線を変えた方がいいね。ただ、出版社や編集者は書かせたがるだろうな。騙されて買う人は多いからね

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最終更新日 : 2016.10.25

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