2016/07/04
シリーズを通して読めるか・飽きるか?〜

「盗まれた雷撃」
〜リーック・リオーダン〜

『盗まれた雷撃』:リック・リオーダン:金原瑞人(かねはら みずと)訳:2006年4月15日:\1900:ホルプ出版:県立M高校図書館
 パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々第1弾
〜パーシー・ジャクソンはNYの北の全寮制学校の6年生だが,校外学習でメトロポリタン美術館に行って望んでいないトラブルを起こし,引率の数学教師・ドッズの背からコウモリの翼が生えてきて,古典のブラナー先生が投げたボールペンのキャップを外すと青銅の剣に変わって撃退したが,また退学処分になりそうだ。夏休みで家に帰ると義父が文句を付けてきて,母は海岸で過ごそうと車を出した。行く手には怪物が出現し,車も雷撃を受けて破壊され,ミノタウロスに触れた母は黄金色の粉となって消えてしまった。僕の行き着く先は,足の不自由な同級生と思っていたグローバーが教えてくれたが,NYの東にあるハーフの丘だ。途中で突進してくるミノタウロスは跳ね返し,角も折って戦利品にした。神と人とのハーフが暮らすキャンプで,父が誰だか解らないパーシーは,エルメスの寮に入れられて,剣が巧みなルークと友だちになった。ルークが言うには,ゼウスはポセイドンに雷撃を奪われたと思っていて世界大戦が始まりそうだが,エンパイアステートビルの600階にある・オリンポス山で,闇の兜を見掛けたから,ハデスが盗んだに違いないという。訓練で怪物から受けた傷が水で癒やされたことを見た誰もが,パーシーの父がポセイドンであることを理解した。英雄であるパーシーに与えられた冒険は,西に行ってハデスに面会し,盗まれたものを持ち主に返すこと,供はアテネの娘・アナベスと下半身が山羊のサテュロス・グローバーだ。バスで出掛けたが,エリニュス達が襲われ,石像の庭を訪れた先でメドゥーサに石像にされそうになりながら,首を切り落とし,オリンポスに送った。金を得た三人は長距離列車の切符を入手したが,セントルイスのゲートウェイアーチでキマイラを操るエキドラに襲われ,200m下の川に飛び込んで逃げた。デンバーでは,大型バイクに乗ったアレスにバックパックを預けられ,ライオン・シマウマ・レイヨウと一緒の荷台でラスベガスまで行き,夢中で過ごした高級ホテルの罠に嵌まりかけながら,上限無しのカードを使ってロサンジェルスまでタクシーを飛ばした。DOAレコーディングスタジオは冥界への入り口,カロンの給料を上げる願いをハデスにする約束で,ステュクスの川を渡り,アナベスが赤いボールでケルベロスを手懐けて,ハデス王の前に進んだ。水の中で得た真珠三粒で母を見捨てて,パーシーとアナベスとグローバーが生き残る道を選ぶと,地上に出たパーシーは雷撃入りのバックパックを預けたアレスと勝負をして,潮汐力を意のままに操ってアレスを倒した。ハデスが黒幕でもない。地獄の割れ目・タルタロスでクロノスが蠢いている。闇の兜を取り戻した三人は,雷撃をゼウスに返すために飛行機に乗ってNYに帰った。ハーフの丘で過ごすか,帰った来た母と義父と暮らすか,悩んでいる内に,残っていたルークに誘われて森に入るが,地に開いた穴から蠍が出て来て,ルークは姿を消した〜
 ギリシア神話の世界はギリシアからローマ,西欧からアメリカのNYに渡ったって! 映画化もされたらしくて宣伝を観た気もするけど,日本じゃ流行らなかったね。寝ながら読むと重くて大変!

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最終更新日 : 2016.07.04

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