2016/06/16
〜どこが潜水艦?〜

「サブマリン」
〜伊坂幸太郎〜

『サブマリン』:伊坂幸太郎(いさか こうたろう):2016年3月30日:\1500:講談社:県立M高校図書館
 家裁調査官の話?少年の復讐劇?少年犯罪?犯罪被害者?
〜東京家裁の調査官・武藤が手掛けているのは,無免許運転で人を撥ねて殺してしまった19歳の少年・棚岡佑真と,脅迫文を送りつけ続けて威力業務妨害を行った試験観察中の小山田俊だ。主任の陣内が要らぬお節介を焼いてくる。陣内が呼ぶ棚ボタは,偶々出くわした15年前の高速道路の事故で救助に向かおうしていた良心が撥ね殺され,大学教授の伯父と生活をしていた5年後に19歳の若者が運転する車に突っ込まれて目の前で友だちを失っているのだ。小山田がこれは本物だという埼玉の脅迫者を警戒して小学校の通学路に立って,20代後半の男が包丁を持って小学生を襲撃するのを未然に防いだ。報道で知った者が家裁の調査室には陣内を懐かしく訪ねてくるが,その一人が十年前の加害少年の若林だった。若林の住所を聞くと,棚ボタが出勤する若林を狙ったのだと推理をぶつける。躊躇っている内にチワワが飛び出してきて運転を誤り…。どこにどう訴えて良いのか解らなかったのだろう。若林がもしかしたら自分が狙われたのかも知れないと悩み始め,酔っ払って陣内の盲目の友人・永瀬宅から男だけでアイスをスーパーに買いに行くと,電車内で盲導犬を連れていることでいちゃもんを付け軽くあしらわれた男が車から目聡く永瀬を見つけ,復讐の為に刃物を振り回す。見舞いに来た小山田は,棚ボタが撥ねた男はDV実行直前だったと明かす〜
 結局,人騒がせな調査官・陣内の話だった! シリーズ化??

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最終更新日 : 2016.06.16

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