2016/05/04
手を出してみた〜

「御宿かわせみ 初春弁才船」
〜平岩弓枝〜

『御宿かわせみ 初春弁才船』:平岩弓枝(ひらいわ ゆみえ):2001年11月30日:\1095:文藝春秋:青葉3食堂
 こういう内容だったのか…と,シリーズを読んでいる人は,すぐその世界に浸れるけど,説明が少なくて戸惑う
〜「宮戸川の夕景」神林東吾の病がちな同僚・武石敬太郎の名を騙った新手の盗みは,妹・澄江が勤めていた「誰か袖」での手口と同じだ。細川家奥女中を名乗ったのは誰か。「初春弁才船」遭難した新酒番船の船頭の息子に海軍繰練所での海図の読み方を教えると,土佐で発見された父の船に乗って,唯一元旦に間に合った。「辰巳屋おしゅん」春をひさぐ深川の水茶屋の女の弟が,客の息子に川に突き落とされて死んだが,加害者の親は金で解決し受け入れざるを得ない。しかし妹が同じ相手に殺されると,女は包丁で息子と客を刺し殺した。殺された二人共が自分の子であったので,敵討ちということで島流しで済んだ。「丑の刻参り」飯倉の小間物問屋のけなげな夢が姑を呪ったといじめられ亭主と家を出た。姑は嫁を呪い殺そうとした境内で何者かから後頭部への一撃を受けて死んだ。「桃の花咲く寺」権田原の禅寺で,僧と寺男が惨殺され,500両以上が盗まれた。前日にある藩を浪人し,旗本に新規召し抱えられた用人が壇下に加えて欲しいと云ったのだが,急にその母が亡くなったという連絡を受け,弔い籠が乗り付けられたのを目撃したのは裏に住む女だけだった。「メキシコ銀貨」源太郎と麻太郎が高橋で船を見ていると,大男が風呂敷包みを奪われるのを目撃し追い掛けて東吾と挟み撃ちで小判70両と洋銀一枚を取り戻したが,奪われた大男は姿を消し,飯倉で縊死しているのが見つかる。「猫一匹」薪炭問屋遠州屋の飼い猫が両国で評判の見せ物・孔雀に出を出して突き殺され,嫁が猫を救おうとして囲いの中に手を入れて大怪我をした。孔雀は処分され,香具師は大損。世評も香具師に同情する。演習屋から百両を預かったがなくした坊主が消え,遠州屋の主が吉原で遊んだ翌朝,衣紋坂で刺し殺された。東吾の推理は…後々正解であることが明らかに〜
 ドラマになったんだよね。平岩弓枝の代表作って?

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最終更新日 : 2016.05.08

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