2016/03/19
〜その内と言っていたが

「ガールズ・ストーリー おいち不思議がたり」
〜あさのあつこ〜

『ガールズ・ストーリー おいち不思議がたり』:あさのあつこ:2009年12月14日:\1600:PHP研究所:県立M高校図書館
 あまり好きじゃない…その内に読もうと書いたが,一番最初の本は悪くない
〜六間堀町・菖蒲長屋の町医者・藍野松庵の娘・いち十六歳に,伯母・うたが持ってきた縁組みの相手は,生薬・鵜野屋だ。内儀が亡くなった若旦那に嫁がないかというのだが,当の若旦那・直介が訪ねてきて,松庵は命の恩人だと言う。五歳の頃,流感に罹って生死の境を彷徨った時,助けられたと言うが,父は本人の生きる力が勝ったのだという。命の恩人の医院に安く薬を卸すと言ってくれるが,おいちには苦しいと言っている女の影が若旦那の後に見える。薬の礼を言いに生薬屋に赴くと,年配の女中・絹が言うに若旦那は鬼だというのだ。相生町の岡っ引き仙五朗に相談すると,連絡をとった翌朝,吉兵衛が背中を刺された。庄之助は相変わらず,自分の中のお京が殺したのだと云うが,独り立ちしたての飾り職人・正吉が道端で喧嘩をして,父に診察を依頼した岡っ引きの仙五朗は,不審な点が多いと調べ直しを請け負ってくれた。直介の嫁・加世の実家・白水屋で嫁入り前の女中が心臓の病で亡くなり,婚家でも若旦那と相思相愛だった女中の梅と加世も心臓の病で亡くなっている。梅がいちの夢枕に立ち,若旦那を殺させないで欲しいと言われて,鵜野屋に駆けつけると,絹が入れた茶と絹の作った干菓子を当に飲もうとしていた。絹は死んだ梅の実の母で,大番頭の佐助に耳打ちされて,仇討ちを仕掛けたのだが,梅を殺したのは加世で,加世が直介を同じ手口で殺そうと毒を入れた鉄瓶を入れ替えて加世が死ぬのを放置し,証拠を消したのは隠居だった。佐助は絹こと徳を殺そうと連れ出すが〜
 いちには死者の声が聞こえちゃうので,仕方ないが,推理で進めてくれるとすんなり入ってくるんだけどなぁ…

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最終更新日 : 2016.03.19

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