2016/03/08
〜よく出来ました〜

「君の膵臓をたべたい」
〜住野よる〜

『君の膵臓をたべたい』:住野よる(すみの):2015年6月21日:\1400:双葉社:県立M高校図書館
 さすがのベストセラー
〜盲腸の術後検査で見つけた手書きの文庫本は共病日記。膵臓が悪くて,余命一年なのを知ってしまったことから,秘密を知っているクラスメイトとなり,図書委員として一緒に仕事をしている内に「君の膵臓をたべたい」と言われてしまった。僕は,本さえ読んでいれば暮らしていける。彼女・山内桜良は友だちも多く社交的な性格で正反対だ。ショッピングセンターに連れて行かれ,自殺用のロープを物色したり,ホルモンを食べさせられたり,スイートパラダイスで甘いものを山ほど食べたり…。何処でも行きたいところに付き合うと言ったら,一泊で福岡まで来てしまった。一緒のベッドで寝ることになったが,僕らに疚しいところはなく,彼女の親友・恭子がいくら疑っても構わない。呼び出しに応じて付き合っている内に,夏休みに入り,彼女は入院した。当初の2週間の予定が倍になり,僕も彼女に純粋に生きていて欲しいと思うようになり,桜良に伝えた。退院して,カフェで会おうと約束したのに,彼女が来られない訳は,テレビのニュースで知った。「住宅街の路地で倒れているところを付近の住民に発見された。発見後すぐさま緊急搬送されたが,懸命の治療もむなしく,彼女は息を引き取った。…発見された時,彼女の胸には深々と市販の出刃包丁が刺さっていた。彼女は,緯線から世間を騒がせていた通り魔事件に巻き込まれた。どこの誰だかも分からない犯人は,すぐに捕まった。」(p220)〜
 いいなぁ…こういう青春があったら…って言っても戻ってこない。通り魔に刺し殺されてしまう展開に吃驚!!

3月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2016.03.08

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送