2016/02/10
〜群馬の男〜

「薄情」
〜絲山秋子〜

『薄情』:絲山秋子(いとやま あきこ):2015年12月20日:\1500:新潮社:県立M高校図書館
 珍しく?主人公が男
〜高崎に住む宇田川静生は伯父の神社の跡取りで大学時代は都内で過ごしたが,地元では特に生業に就くことなく,嬬恋村のキャベツ畑で夏働く年が多い。帰ってくると女が欲しくなり東京に出て女とセックスするのだが,暫くすると女から金の無心話が出て,自然消滅を狙う。製材所跡の木工をやる鹿谷のプレハブに出入りするのが気楽だ。高校の一級下の女・蜂須賀が名古屋から出戻ってきた。しかし,留守番後に蜂須賀を連れて帰ってきた鹿谷を見てしらける。温泉宿で夜のバイトをして知り合った瑞恵とは何となく合うのだが,ある日突然,結婚を前提という男がいると打ち明けられ,ホテルに置き去りにして分かれた。その後は眠くて仕方ないが,刈り払い機の混合燃料を買いに行ったホームセンターで火事騒ぎで盛り上がっている一群が中に,鹿内を紹介した美容師の関が居て,自転車で見てくると出掛けていく。帰ってきてこっそり報告した内容は,痴話喧嘩の果てに倉庫から火を出してしまったのだという。見舞いに行って連れ出した蜂須賀から話を聞き,太田で高校生のヒッチハイカーを拾い,出羽に行こかと決めた〜
 いつ終わっても良いような結末があるようでない話でした

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最終更新日 : 2016.02.10

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