2015/05/26
〜まだ終わらなかった

「岳飛伝K飄風の章」
〜北方謙三〜

『岳飛伝K飄風の章』:北方謙三(きたかた けんぞう):2015年2月28日:\1600:集英社:東部台文化会館
 大理における南宋と岳飛・小梁山のぶつかり合いは勝利。南宋水軍を追われた韓世忠は李俊に斬られる
〜大理から南下した辛晃は前線に砦を築いたが,秦容と岳飛は高山兵を遣って,景嚨の砦を攻略し,南の砦三つを切り離したが,兵糧はたっぷりある。象の河の造船所から中華世界に戻ってきた李俊は南宋水軍が出入りしている島は囮だと読み,韓世忠の本拠を見つけ出した。手頃な獲物となる大型船を韓世忠に追わせ,逃げ帰るところを追い掛けて,李俊は韓世忠を討った。兀朮は海陵王が勝手に禁軍を率いて会稽に現れたのを不快に思い,禁軍が轟交賈の荷に手を着けたのを不快とする簫R材は物資の流通を停めた。金主が死亡し,海陵王が即位したのだが,太子には烏禄が就くことで抗争は已む。南宋では李師師の子が正式に立太子され,秦檜は李師師と青蓮寺の一掃を持ち出す〜
 前巻からの流れで,長江付近の水戦と,大里における南宋と岳飛のぶつかり合いが終了。この巻で終わりかと思っていたらまだ続く。韓世忠は死んだが,辛晃は死んだのか。次は沙門島を巡る争いが展開されるはずで,金は北からの蒙古の圧力が強くなるはず。表紙の絵は,鳩を遣っているので,簫R材かな?

5月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2015.05.26

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送