2015/03/26
喰うことは大事…とは思うけど

「あまからカルテット」
〜柚木麻子〜

『あまからカルテット』:柚木麻子(ゆずき あさこ):2013年11月10日:\560:文藝春秋:県立M高校図書館
 稲荷寿司・甘食・ハイボール・ラー油・おせち
〜花火大会でピアノ教授の咲子が,稲荷寿司を貰って言葉を交わした相手は急性アルコール中毒の先輩を搬送するために姿を消したが,また会いたいと思い,稲荷寿司を手掛かりに女子校仲間で出版社勤務の薫子は稲荷寿司の名店を探し,夫が単身赴任中の由香子はレシピの再現に挑み,デパートの美容部員の満里子は合コンで情報を得ようとする。見つかったのは米屋の若旦那。それぞれ出版社の先輩社員と接近し,合コン相手のSEと交際をスタートする。由香子のお料理ブログの人気が出て,薫子は書籍化を実現するが,ネット上では誹謗中傷が起こり,由香子は引き籠もる。打開点を見出そうとして,少女時代に思い出のある甘食を探すが,咲子の教え子の母が,思い出の中の少女で,甘食ではなくてマドレーヌだった。満里子の交際相手は同郷の女性が店長を務めるバーでハイボールに嵌っているらしいが,酒好きでない彼が惹かれているのは店長の女性だ。結婚して神楽坂のマンションに越した薫子は忙しくて家事に割く時間がない。家のドアノブに置かれたラー油は絶品だが,マンションの閑な主婦の一人が置いたのだろうか。前に住んでいた女性のために元交際相手のラーメン屋の主人が合い鍵を使って持ってきたのだった。薫子の家に正月,義母が来ると云われ,四人で四段のお重を埋めることになったが,大晦日の大雪で,咲子は秩父でのアルバイト先から帰れなくなって昔の交際相手に宿に誘われ,満里子は福袋作りで倉庫に閉じこめられ,由香子はテレビ局で京都から届けられないお節の代わりをあり合わせの材料で作るために行けない。姑は雪の予報に大晦日に来てしまう〜
 単行本は2011年11月,文庫の初刷が2013年。相変わらずの食い物ネタに,恋バナ

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最終更新日 : 2015.03.27

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