2015/02/24
スピンオフ?〜

「マスカレード・イブ」
〜東野圭吾〜

『マスカレード・イブ』:東野圭吾(ひがしの けいご):2014年8月25日:\600:集英社:県立M高校図書館
 マスカレード・ホテルが売れたから,関連の短編集
〜「それぞれの仮面」山岸がフロント業務について間もなく,大学時代付き合っていた4歳年上がチェックインした。元大物野球選手のマネージャーをしている。ゴージャスな部屋にデポジットを払ってチェックインした女性が消えたと夜半に電話してきた。女性が消えた証拠はなく,残された盆のサワークリームから推理する。翌朝には帰っていたのだ。元野球選手とスペインに行くというのだが…。「ルーキー登場」ホワイトデーの夜,ジョギング中に工事現場近くで刺殺された外食チェーン店の社長を自転車で追いかけた実行犯は直ぐに捕まったが,妻が怪しいと捜査一課新人の新田は推理する。「仮面と覆面」新人美人作家が缶詰になるホテルには正体を明かして近づきたい男たちが群がる。でも正体の中年男性は昼間出掛けていく。「マスカレード・イブ」八王子の大学の理工学部教授が教授室で刺殺されて発見された。疑わしいのは准教授だが学会で京都に宿泊していたという。新田が大阪のホテルに確かめに行くと…美容サロン経営者との交換殺人疑惑が湧き起こる〜
 こういうのをスピンアウト作品群というのでしょうか。まあ最後の書き下ろし「マスカレード・イブ」は「マスカレード・ホテル」事件の根っこになる部分がエピローグに書いてある。そこを読まないと,どちらが先でどちらが後かは分からないわけだ

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最終更新日 : 2015.02.24

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