2015/02/19
なんでしょうか〜

「あなたは、誰かの大切な人」
〜原田マハ〜

『あなたは、誰かの大切な人』:原田マハ(はらだ):2014年12月17日:\1300:講談社:県立M高校図書館
 この人の本で読んだのは「楽園のキャンバス」だったなぁ
〜●最後の伝言(Save the Last Dance for Me):二枚目なのが取り柄の髪結いの亭主であった父は美容師だった母の葬儀にも遅れてやってくるが,母が用意した早々の曲は…。●月夜のアボカド(A Gift from Easter's Kitchen):LACMAのキュレーターが紹介してくれたメキシカン・アメリカンの女性は,六〇歳で結婚して5年間運命の人と共に暮らしたという。無用の人:千葉市に住み佐倉市の非常勤職員である私の所に,甲斐性なしで母に見放されて一人寂しく死んだ父から送られた来た誕生日プレゼントは,面影橋のアパートの鍵で,窓を開けると桜が絵のように…。●緑陰のマナ(Mannna in the Green Shadow):熊野から上京して母の死に目にも会えなかった私は,何とか書いたものが書店に並ぶようになったが,母を最後まで世話した姉とは険悪な雰囲気。母が最後に漬けた梅干しも最後から三つ目をイスタンブールに招待してくれたエミネにやってしまった。エミネの父は無宗教だったが,それまでの母の味だったシガラボレイ(トルコ風春巻)をマナだと言ってくれた。東京へ帰るエミネと最後の二つとなった梅干しを食べよう。●波打ち際の二人(A Day on the Spring Beach):東京で広告の仕事をしてるハグは姫路の実家を通り越した温泉宿に大阪の証券会社勤務のナガラとやってきた。母は様子が変なのだ。婚期を逃した二人で会ったが,ハグは母と暮らすことを選ぶ。●皿の上の孤独(Barragan's Solitude):ブラジルでサッカーワールドカップが開かれている最中,咲子はビジネスパートナーである透が見たかったルウイス・バラガン邸をメキシコに見に来た。彼はゼネコンを辞めて独立したのきっかけに離婚し,緑内障で失明寸前となり郷里の鹿児島に帰って元妻と再婚した。私は乳癌がステージVaだと判明し,夫と離婚し恋人と別れ,ひとりになって手術に臨んだが,本当は青柳君と来たかったのだ〜
 1962年生まれで大阪の大学を出た後,早稲田の二文で美術史を勉強し直して伊藤忠商事に勤務した後,森美術館準備室・NY近代美術館で仕事をし,フリーのキュレーターになったのが2002年。今は物書きか?「楽園のキャンバス」は確か…大原美術館に勤める女性職員とゴーギャンの話だったような記憶。彼女の書く物語のヒロインは皆結婚しそびれた人で,等身大なのかなぁと想像してしまう。キュレーターもよく出てくるし。設定は複雑なのに話の流れは単純だなぁ…不完全燃焼の感じ

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最終更新日 : 2015.02.20

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