2015/02/04
気に入った

「一路 上」
〜浅田次郎〜

『一路 上』:浅田次郎(あさだ じろう):2013年2月25日:\1600:中央公論新社:県立M高校図書館
 お化けが出てこない本も書いているんだねぇ
〜西美濃の田名部に陣屋を構える7千5百石との旗本・蒔坂家の供頭・小野寺弥九郎が国許で拝領屋敷を焼いて死去し,師走参府は,惣領の一路の差配で行われることになったが,齢僅か19。当主・左京大夫は中山道を通って江戸に向かう。誰も救いの手を差し伸べようとしない中,焼け跡の文箱の中から,先祖が残した心得を読むと,誰も知らない古式に則って,行軍を執り行うしかないと決心する。遭ったこともない許嫁からは無事の道中を祈って羽織袴が届けられるが,その許嫁は勘定役・国分家の当主で,自腹も含めて百両という常の倍の金額を参勤交代に捻出し呉れた。頼るのは,二つ年下でひ弱な栗山真吾,小野寺家の菩提寺の和尚・空澄,八卦見の朧庵,江戸っ子髪結いの新三だが,三晩目に後見の蒔坂将監と国家老,側用人がお家乗っ取りを謀っているという噂を耳にする。一路と真吾だけが知らない事実だと先手を勤める佐久間勘十郎が,忠義に目覚めたと明かす。添役と供頭は企てを知って毒殺・役宅と共に焼かれたのだ。与川崩れを圧し通り,和田峠で‥〜
 只の先入観かも知れないけど,浅田次郎と聞くとお化け・幽霊…で,読む気がしなかったのだよ。この表紙を飾る絵,よく出来てるねぇ…感心!

2月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2015.02.05

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送