2015/02/03
都合が良いなぁ

「ねじまき片思い」
〜柚木麻子〜

『ねじまき片思い』:柚木麻子(ゆずき あさこ):2014年8月12日:\1300:東京創元社:県立M高校図書館
 おもちゃプランナー・宝子の冒険 clockwork love
〜浜松町のマンションにレズビアンのバーテン・玲奈と部屋をシェアする宝子は,浅草のおもちゃメーカー・ローレライのエース・プランナーだ。水上バスを使って通っているが,隅田川に面したフリーのデザイナー・西島のオフィス兼自宅が見えるからで,長く西島に片思いを寄せている。仕事で部屋を訪問するたびにスカイツリーが見えて良いと思っていたが,隣のマンションの屋上に給水タンクが作られて見えなくなり残念だ。4階建てのマンションに本来必要のない給水タンクを設置したのは誰か? 西島がつきあい始めた女性は怪しい。お土産に持ってきたカレーパンを手掛かりに,彼女が結婚していること,探偵が付きまとい,近々金が必要で,三社祭に金の受け渡しが行われることを知った宝子は…。西島と花火を見に出掛けた勝ち鬨橋で,熟年女性の掏摸に財布の中身を取られた。現金とテレフォンカードだが,テレフォンカードは父との思い出が詰まっていると西島は云う。掏摸団の親分・弓子に接触できたが,刑事から財布を掏摸取ることができたら,テレカを返すという。刑事は,ウサギの仮面を被って怪事件を解決する女性に惹かれていたが,財布を掏られるほど間抜けじゃない。テレカは取り戻したものの,住処を失った西島に思い切って同棲を申し込む。宝子・西島・玲奈と同居を始めてみたものの,西島は玲奈に惹かれ,玲奈は宝子に惹かれる,奇妙な三角関係となった。玲奈は誕生日のドールハウスを残して姿を消したが,宝子と西島の距離が縮まらないまま,2年が経過し,宝子のプランナーとしての勘も冴えない。玲奈がホテル経営者の娘で,鹿児島に小さなテーマパークを作っていたことを知った宝子は,玲奈が鹿児島にいるに違いないと確信し,小さな手巻き捩子で動くメリーゴーランドを動かすと,小さな遊園地を作りたいという夢が開けてきた。イギリス出張中の宝子を追いかけて西島が掏摸の女ボスから貰ったチケットでやってきた〜
 ドラマ化を意識しているんでしょうか。浅草の風物詩。最後はロンドン・アイとメリ−ゴーランドが舞台

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最終更新日 : 2015.02.03

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