2015/01/30
うーん誰が読むのだろう?〜

「ユニクロ対ZARA」
〜齊藤孝浩〜

『ユニクロ対ZARA』:齊藤孝浩(さいとう たかひろ):2014年11月19日:\1500:日本経済新聞出版:県立M高校図書館
 衣類販売業や流通業に従事している人が読むのだろうか?
〜1ファッション流通の常識を変えた2つのブランドと2人の起業家@ユニクロが変えた,品質と価格の常識(DCブランドブーム真っ只中に生まれた,常識はずれの洋服屋・客層と価格の「逆張り戦略」とは・成功の要因となった3つのキーワード)A柳井正氏の経営思想を解く(過去から現在ではなく,未来から逆算する経営・「学び上手」柳井氏のインスピレーション源とは・「顧客接点」から目を離すな・小売店を,生かすも殺すも店長次第)BZARAが「流行る服」をつくり続ける秘密(倒産の危機から生まれた,革新的ビジネスモデル・「つくったものを売る」のではんく「売れるものをつくる」)Cアマシオ・オルテガ氏の経営信念を知る(“布石”を打つようなZARAの世界戦略・「聴き上手」になれ,現場のフローを止めるな・アマンシオ・オルテガ氏が公に姿を見せない理由・ZARA立ち上げにつながる,少年時代の経験・稀代の2人の起業家の共通点と相違点)2「部品倉庫」のユニクロと「クローゼット」のZARA−ブランド戦略とビジネスモデル−@対象顧客とブランドポジショニング(ベーシック商品に特化し,「パーツ」を提供するユニクロ・トレンドファッションを「スタイル」で提案するZARA・ユニクロの「Mサイズ」とZARAの「Mサイズ」は違う)A売り場構成と商品の企画開発(ユニクロの「商品分類別売場」とZARAの「スタイル提案売場」の違いを知る・ユニクロは「進化した」「コンテンツ入り」ベーシックを考え続ける・ZARAのスタイル提案は,なぜ多くの女性に受け入れられるか・ヒットをつくりたがる日本のアパレル,スタイルを提案する欧州アパレル)B店頭での販売サイクル(ファッションビジネスが逃れられない,商品の「賞味期限」管理・そもそも,「SPAモデル」とは?・ユニクロはとにかく欠品を避ける・在庫切れを防ぐための,ユニクロ敷き発注管理・ZARAはいつでも新しい商品を店に並べる・シーズン初めに用意するのは,3週間分の在庫のみ・なぜZARAはサイズ欠品時,店から商品を撤去するのか)C価格政策(ブランドの暗黙の約束,「プライスポイント」とは・ユニクロとZARAのプライスポイントを比較する・「トップス1900円」を業界に先駆けて実現したユニクロ・百貨店クオリティを半額で買えるZARA)Dプロモーション戦略(プロモーション最大の目的は,入店客数の増加・なぜユニクロは,年52週欠かさずチラシを折り込むのか・ZARAが広告宣伝をほとんど行わない理由・本当のプロモーションとは?)3ローコスト徹底のユニクロ,超高速空輸のZARA−出店戦略と店舗運営−@出店戦略(なぜユニクロは,駅ビル上層階に多いのか・国内成熟期のユニクロが次に目指すのは?・ターゲットの狭さを逆手にとった,ZARAの出店戦略)Aロジスティック(物流)戦略(驚くべき低コストが実現,ユニクロの「カートン単位」物流・世界のどこでも48時間以内に届ける,ZARAの超高速空輸・全世界の出店は,ドア・ツー・ドアの空輸便で可能になった・物流の違いは出身の違いから−小売り出身のユニクロと製造出身のZARA)BユニクロとZARAの「標準店舗」とは(目的のものをさっと見つけて購入できる,「部品倉庫」のユニクロ・コーディネートが提案される「クローゼット」のZARA)C本部の役割・店舗の役割(脱「名ばかり店長」,商売人を育てたユニクロ・本部の指示書と現場の声でできあがるZARAの売場)D組織のキーパーソン誰か?(店舗運営と顧客を熟知したユニクロの精鋭,「スーパーバイザー」・世界統一で売れる商品を考える,ZARAの「プロダクトマネージャー」)4「つくったものを売る」ユニクロ,「売れるものをつくる」ZARA−ファッションビジネスのリスクマネジメント−@ファッションビジネスのリスクとは?(「売れない服」だけとは限らない−「死に筋商品」の正体とは・「1年単位の計画,週単位の管理」が小売りビジネスの原則)Aユニクロのリスクマネジメント(1週間毎に行うカラー・サイズ別の緻密な進捗管理・期間限定値下げをする本当の理由とは)BZARAのリスクマネジメント(ZARAの真骨頂,「つくり足し型」の生産モデルとは・なぜ「つくり足すべき商品」をすぐ判断できるのか?・ZARAでは,シーズンが進むほどいい商品が増える・高速オペレーションは,こうして実現した・工場の空き時間を収益に変える秘密)C「世界中で売れる服」を考える(ZARAは,1商品あたり1色しかつくらないのか・寒冷地から熱帯まで対応する商品開発・ZARAの店舗がアメリカに少ない理由)D一点も残さず「売り切る」(値下げと集約により消化するユニクロ・新スタイルの提案と演出で売り切るZARA)5「小売業」のユニクロ,「製造業」のZARA−数字が教える2社の姿−@利益率と投資先でみる本当の姿(売上高世界1位のインディテックス,4位のファーストリテイリング・ファッションチェーンのビジネスモデルは3種類・ユニクロもZARAも,業界平均よりも値下げが少ない・広告宣伝に投資するユニクロ,店舗に投資するZARA)AユニクロとZARAの成長をデータで考察する(ユニクロ最大の成長要因は,店舗数を増やしたことではない?・ZARAを大きく成長させたのは,「分散出店戦略」)B数字でわかるユニクロとZARAの収益力(フリースブーム後の低迷と,その逆転劇−ユニクロ・物流投資と新規出店で,踊り場のたびに収益回復−ZARA)C数字が教える2社の強みと課題とは(ブレが大きいユニクロと安定感のあるZARA,違いはどこから?・両社が次なる成長を左右するもの)6「松竹梅戦略」のユニクロ,「ポートフォリオ手法」のZARA−ファッションビジネスの未来とは−@ファッション流通史から見た,ユニクロとZARAの革新性(ユニクロの品質はひとつの「価値の基準」となった・世界中で順位起こるファッションの民主化)A「第5次流通革命」を起こすのはプライマーク?(ファッション流通革新の10年周期説・世界のトップアパレル企業は,どのように推移してきたのか・プライマーク,GU,f21 Red−次の確信はディスカウント型トレンドファッションか)B姉妹ブランド開発戦略(「松竹梅戦略」で姉妹ブランドを開発したユニクロ・ZARAの姉妹ブランド「ポートフォリオ手法」)Cユニクロの将来性と課題を考える(海外成功のカギは中産階級にあり・なぜユニクロは,欧米では広がりにくいのか・未経験の出店速度に,ユニクロはどう対応?)DZARAの将来性と課題を考える(空輸インフラにより,出店は世界中で自由自在・次世代のZARA,キーワードは「トルコ」と「ディスカウンター」?・究極の目標を達しながらも,飽くなき改善は続く)〜
 ZARAってのが,どういう店だか知らなかったから,一つ賢くなれて良かった。結局,ファッションは女性のものだってことね。それも購買力を持つ,働く女性。千葉にはその数が少ないから,ららぽーとにしかない。知ったのは,一つじゃない,オールド・ネイビーはGAPのブランドだった。SPAとはSpecialty sore retailer of Private label Apparel,訳すとアパレル製造小売業:何だ!難しく云いやがって! 逆張り戦略とは,性別・年齢・好みのテイストなど対象顧客を絞るのは止めてユニセックス・ノンエイジ向けに力を入れ,高いものを売ろうとするバブル期に誰でも気軽に買える1000円や1900円の低価格に絞る。3つキーワードとは@絞り込みによる自社管理の徹底A原料準備は1年がかり,製販調整は週単位B店長を「商売人」に育てるしくみ。ユニクロのMサイズは誰でも着られるように大きめ。コンテンツ入りベーシックとはフリースという素材だったり,ヒートテックという機能だったり。プライスポイントとは,最多価格帯のことで,シャツの場合,ユニクロは1990円,ZARAは5990円。インディテックスは年間2000本ものボーイング747をチャーター! 期間限定値下げをする本当の理由とは商品毎の販売計画とその乖離を調整するために2週間前に決定する。ファッションチェーンのビジネスモデルの3種類とは@高回転・高粗利率のトレンドファッションSPA(ZARA・H&M・ローリーズファーム・アースミュージック&エコロジー)AベーシックカジュアルSPA(GAP・ユニクロ・無印良品)Bローコストのディスカウンターモデル(しまむら・西松屋・プライマーク・Forever21)。二社という時,一人もそうだけど,算用数字を使うのは縦書きには似合わないと思うけど。ウルトラライトダウンのブームを作り出したのもユニクロだと思うけど,違うんだろうか,効果は薄かった? ユニクロ応援が過ぎているかな?

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最終更新日 : 2015.01.31

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