2015/01/2
〜この装画はない〜

「思い出のとき修理します3」
〜谷瑞恵〜

『思い出のとき修理します3』:谷瑞恵(たに みずえ):2014年12月25日:\600:集英社:県立M高校図書館
 副題「空からの時報」
〜飯田修司は初めて出た同窓会で皆から敬遠されていた川添に声を掛け,懐中時計を手にしたことを思い出す。他県の女子高生が痴漢被害に遭っているのを助ける際に拾ったもので優等生である横山が預かったまま返しそびれていたものだ。津雲神社に十字架のペンダントを捨てようとする信用金庫の女が現れ,十字架がサザンクロスで懐中時計のチェーンであることを見抜き,再開するなら近所の高校の天文台だと考え,学園祭当日に明里を誘ってやってくる。シャッター通りと化すしている商店街を盛り上げるためコスモス祭りを行うが,目玉は黄色いコスモスとカラクリ人形。調整のために店を離れる飯田時計店には取引のある骨董店の娘・郁美が店番に入り,修司と明里の仲を裂こうかという言動を繰り返す。幼い頃に娘と離ればなれになったと近づいてい来る詐欺師が現れ,時計店では初老の男性が古いソ連製の時計の修理を依頼する。初老の男性は明里の義父で,詐欺師は本当に秘密のコスモスが見つかればピアノが上手になると当時夢想していていた娘を探しているのだった。郁美に店を継ぐ意志はなく,最近会社はセクハラでやめざるを得なくなり,元彼とは親戚だという美容師との関係を疑って別れたばかりだった。元彼からメールが来てやり直したいと思っている郁美は,思い出の時計を逆回りにする改造を依頼する。津雲神社の落雷で失われたご神木を見上げる学生,明里を探して商店街を彷徨く20代の若者,二人とも複雑な家庭環境だが,額に傷のある若者は生き別れた明里の義理の弟になる〜
 20代後半の男女で異性との交際には傷を持つ二人。複雑な家庭環境に置かれた人って増えているんだろうけどねぇ。甘甘の展開の内,ラブシーンを感じさせる部分が一カ所アリ!ちゃんとやることはやってるんだ

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最終更新日 : 2015.01.28

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