2015/01/2
仕事の休みが挟まるとペースが落ちる〜

「鳩の撃退法 下」
〜佐藤正午〜

『鳩の撃退法 下』:佐藤正午(さとう しょうご):2014年11月18日:\1850:小学館:県立M高校図書館
 そうなのか…長崎県在住独身,書いたり書かなかったりをするアラ還男性
〜社長から,偽札の件で倉田健次郎から追求されそうになったと10万円の退職金を渡され,床屋のまえだに確認すると,確かに倉田が乗り出したらしい。中野のバーの加奈子先輩を紹介されるが,この地を離れるに当たって岩永に確かめたいことがあって,SPINで呑み,さらにチキチキのママにも確認しておきたかったが会えず,まりこさんと出掛けたドンマスではシャンパンをどんどん開ける騒ぎを演じ,6万円を立て替え,旦那が留守らしいマンションで深い仲になってしまった。朝,こっそり帰ろうとすると,小川デンジャラス真由美と雪の晩に殴りかかってきたチンピラがいる。まりこは,もう一人の山下という顔役の女だったのだ。倉田に繋がると考え,偽札を入れたずた袋を預けたロッカーのキーを倉田に届けさせ,飛行機に乗って中野のバー・オリビアにやってきた。おたふく顔の女は津田が直木賞作家であることを知る編集者で,現金が必要な津田は鉛筆手書き原稿を5万円で見せようとするが,マックを預けて,これで執筆しろと云われる。ドーナツ屋の2階で書いていると,NLHという団体の使いが現れ,33,010,000円の寄付金受領証明書とバッジを渡される。倉田が回収した偽札は101枚だったのかと思うと,居候先の網谷千沙からの手紙で,バッグから抜き取った1,000,000は,津田の口座に振り込んだと知らされ,偽札が1枚だったことを知る。中野ふれあいロードに左手に革手袋をはめた男が来て先輩と仲良く話し込んでいるが,津田には顔見知りのように思われる。客は帰り間際に先輩にピーターパンの本を預けていき,幸地秀吉だと気が付いた津田は,ふれあいロードを南へ北へ走り,遂に早稲田通りでデリヘルの送迎軽自動車に撥ねられる。そのせいで,先輩には無断で引っ越したことが知られてしまい,1年2ヶ月の奉公を強いられる。ピーターパンをなくした2月29日の未明,倉田が封筒を幸地に預けようとしたタイミングとSPINの従業員が3万円の前借りをしたタイミング,幸地の妻の不倫が判明したタイミング,津田が女優から貸した金を返して貰うタイミングが重なり,偽札2枚がぐるぐる回って,房州老人の3千万円と一緒になったのだ〜
 虚?実?,否虚虚だらけだろうけど,油断ならない読み物だ

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最終更新日 : 2015.01.25

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