2015/01/09

〜アンデルセン賞だっけ?〜

「鹿の王 上 生き残った者」
〜上橋菜穂子〜

『鹿の王 上 生き残った者』:上橋菜穂子(うえはし なほこ):2014年9月25日:\1600:KADOKAWA:県立M高校図書館
 分かりやすくするための見取り図は自分で作りましたよ!
〜アカファ王国が東乎瑠(ツオル)帝国との交渉を有利に進めるために西の山岳地帯の抵抗勢力として残した独角の長・ヴァンは戦いに敗れ,奴隷に落とされ岩塩鉱の人夫として働かされているが,ある晩,黒い獣に襲われ,7日後には彼と幼い少女を残して全員死亡し,逃亡奴隷となった。北のオキ地方から来た入植者とオキ種族の若い男を救って,減税を期待して飛鹿飼育に手を出して手を焼いている一家を助けることになり,北にやってきた。アカファ王国の中枢にあったオタワル貴種の天才医術士ホッサルは岩塩鉱の遺体を見て,かつて棄都することになった黒狼病だと見抜いたが,生き延びて逃亡した奴隷から治療薬が作れるとモルファ族のサエに追わせるが,雪の積もった崖道で獣に襲われ,サエを失い断念した。カザンの王幡候の御前鷹狩りで黒い生き物に襲われ,大きな被害が出たが,その被害者の多くは帝国からの移住者だった。ヴァンとユナが暮らす北の地にも黒い生き物が襲来した。我を忘れて獣を打ち払うヴァンは奇妙な感覚に包まれる。それはユナも同様で,谺主に呼ばれて洞窟に至ると,そこも半仔に襲われ,ユナが連れ去られる。ホッサルはユカタ平原の地を失った火馬の民・キンマの犬使いが絡んでいると睨み,従者マコウカンの生地へ至る〜
 背景を語ったり,聞き慣れない獣が出てきたり,知っている生き物が登場したり,変な漢字の読み方をさせたり,何時とも何処とも知れない舞台を彼女は描いてきたけど,理解しづらいよなぁ。この話には狼と犬の合いの子(これって差別語?)が出てくるけど,そういえば別の本で読んで,猪と豚が同じ生物種であるのと同じように,狼と犬って同じ生物種なんだよね。交雑がダメって話みたいなんだけど…そういう意図ではないですよねぇ

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最終更新日 : 2015.01.09

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