2014/12/15
久し振りで嬉しい〜

「僕僕先生 仙丹の契り」
〜仁木英之〜

『僕僕先生 仙丹の契り』:仁木英之(にき ひでゆき):2014年8月20日:\1500:新潮社:県立M高校図書館
 何巻目かを明らかにした方が良いと思うのだが…
〜雲南の程海への南詔国の侵攻は宋格之と紫蘭,孤児の心は程海に眠る古の神を動かし独立を守ったが,薄妃は劉欣に寄せる蒼芽香の思い,竹理が幼馴染みに寄せる思いを叶えさせようと助言するが達成されなかった。薄妃と蒼芽香は程海に留まることを決意し,吐蕃への旅は僕僕先生と王弁・劉欣と吉良だけになった。国境が近づいてくると肺病を患う者が増え,原因を探るとデラクという人を発見した。劉欣の技も僕僕先生の術も通用しない。相手の油断につけ込んで,王弁は握っていた薬籠を奪い取るが,まんまと逃げられてしまった。褒美の新しい技は経絡を探るもので,先生の身体に触れるため王弁は気が気でない。吐蕃の東の守りであるマルカムで賭け事で失った金を取り戻すために王弁は城主のダー・バサンの病を看ることになったが,相棒に名乗りを上げたのはラサの王子・ドルマであったが,もう一人飾り物で正体が知れない祈祷師に化けていたのはデラクで,暗殺を謀っていた。暗殺は食い止めたが,毒の効果か守将二人は死亡し,都へ連行されたドルマを王弁と先生は追う。王のテムジンに代理として弟のバイーが執政となっているが,ラサに着くと,王の代替わりが近いと噂が高い。一行は捕らわれ裁判に掛けられるが,王宮の地下牢に閉じ込められていたドルマは叔父バイーによって放免され,父母を追って渓谷に辿り着いた劉欣は,王テムジンと王妃パルダモを発見し,病が篤く,僕僕らを連れてくるために引き返す。女装の大頭の呪術師デラクはドルマの双子の兄と知れた。ドルマは父母の篤い病を治すため吉良に王弁と乗って向かうが,王の恢復は思うように行かない。僕僕は古い呪いを経絡に見つけ,それを仕掛けたのは仙人・王方平で,僕僕が親しい者と交わって仙丹を創り出すのを狙ったのだ。無論,唐の皇帝に届けるためで,僕僕の王弁への注意がそれる瞬間を狙って,劉欣の元同僚・田欧が奪い去った。王は廃太子を決意するが,途中から再立太子に方針を替える。王弁は劉欣を追って長安へ戻ると云いだし,デラクも同行することが決まった〜
 途中から読むのは難しいよね。以前から読んでいる人は楽しみに待っているけど,初めて目にした人は最初から読まなくては話が通じない。一…五とした方が良いのに。僧形のドルマと化け物じみたデラク

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最終更新日 : 2014.12.15

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