2014/12/14
力が抜けていて良いんだが〜

「陰陽師 蛍火ノ巻」
〜夢枕獏〜

『陰陽師 蛍火ノ巻』:夢枕獏(ゆめまくら ばく):2014年11月15日:\1450:文藝春秋:県立M高校図書館
 生命ではなく,道満が出てくる話が三つ
〜地震の後,帝の具合が悪く,清明は地に8尺の錫杖を立て,紫宸殿の太い柱に8寸の釘を打って,都と帝は双子なので鍼を打ったと云う。星を飲んでしまった中納言は未来を見通す力を得て,狢がそれを悪用しようとするのを阻止。相撲取りを東北で集めた美声の持ち主が青い大猪の眷属とされ,妻も道満に勧められるままに琵琶を弾き,夫と再会した後,撥で喉を掻き斬り,山神の眷属となった。山寺の和尚が松の木の上で極楽行きの筏を待つと聞いた猟師も翌年自分も乗せて貰おうとしたが,樹から落ちて死んだ。それを見殺しにした和尚も極楽へは行けなかった。膳弘国が亡くなって清明も葬式に出たが,観音経を置いて埋葬するなと云ってきたが,果たして広国は復活し,妻と父に会って,戻る時に童子に助けられたと云うが,それは観音経の化身だった。中納言柏木季正は破れ寺に住む四徳法師が孔雀明王に祈って悪い部分を直すと云うが,怪しく,雪に残った足跡を辿ると,筺からされこうべを取り出していたが,それは前世,山中で亡くなった比叡山の僧のものだった。博雅が桜樹の下で笛を吹くと現れる姫は悲しい顔をしていて,清明が出掛けた後,桜が切り倒されが事を知って悲しむが,清明は枝を貰い受け,根が付いて,博雅の庭に女童が出現した。兼家が手に入れた屏風絵を修復しようと唐渡りの道士を招くと,扉を書いて絵の中に閉じこもってしまい,清明は窓を書いて博雅と酒を持って話をしに行き,連れ戻して絵を完成させることが出来た。諏訪から腹の子の父を慕って上京しようとする若い女は大磐のしたで餅と酒を貰ってしまい,狼への供物と知って生け贄にされそうになるが,道満が救ってくれ,竹串で左目を潰して撃退する〜
 田舎の話を入れようとするが,清明と博雅を旅に出すのが面倒で,道満を登場させる

12月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2014.12.15

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送