2014/05/27
課題図書〜

「生命とは何だろう?」
〜長沼毅〜

『生命とは何だろう?』:長沼毅(ながぬま たけし):2013年1月30日:\1000:集英社インターナショナル:県立M高校図書館
 高校生向け読書コンクール課題図書
〜無機物から有機物を作る研究はアメリカのミラーが高圧電流を太古の大気に流すことでアミノ酸を合成。熱水循環でも可能なことが立証され,鉱物の表面でも起こることが確認された。彗星上でも起きることから生命の起源を宇宙に求めることもある。生命の定義は難しいが,特徴としては代謝・増殖・細胞膜の3つに進化を加える。進化は結果であって目的ではなく,環境によって生存率が違ってくるだけのことだ。シノバクテリアが水を原料として酸素を生産し始めて,地球の大酸化が始まり,ミトコンドリアが出現。温室効果が高いメタンガスから,二酸化炭素に代わることで,温室効果が1/20になり,全球凍結。ミトコンドリアを内に持つ真核生物と多細胞生物が出現。エディアカラ生物群は目を持つ生物の出現で絶滅。ダーウィンが進化論では説明しがたいという目も何万世代か積み重ねると可能だ。目を持つ生物が食料を得やすくなり,防衛策として堅い殻を持つ生き物も誕生。脊索動物部門も逃げ足を速くする一つのプランとして登場。4億4370万年前のオルドビス紀末,3億5920万年前のデボン紀後期,2億5100万年前のペルム紀末,1億9960万年前の三畳紀末,しそて6550万年前の白亜紀末の5回が生物の大量絶滅時期だと言える。陸に上がった生き物は海が狭くなったからであり,体内に海を持つことになった。それは胎児を包む羊水だ。海洋無酸素状態も大量絶滅の原因と考えられる。低酸素でも生き延びられたのは,浮き袋が変化した肺呼吸をするグループだった。温暖だった地球で繁栄したのは,卵を産みっぱなしにする爬虫類のグループだった。ユカタン半島に隕石が落下して地球は冷え込み,哺乳類の時代が来る。ホモ・サピエンスの繁栄は,好戦的な性格の故かも知れないが,人類はホモ・パクスになれるか〜
 幼稚園の頃から,僕はどこから来てどこへ行くのかという問いを発していた人。1961年生まれの広島大准教授

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最終更新日 : 2014.05.27

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