2014/04/01
〜これは梁興?〜

「岳飛伝8龍蟠の章」
〜北方謙三〜

『岳飛伝8龍蟠の章』:北方謙三(きたかた けんぞう):2014年2月28日:\1600:集英社:県立M高校図書館
 南宋水軍が梁山泊水軍に挑むが,始まりそうで始まらない
〜金の簫R材は風玄で梁山泊に探りを入れることを決意し,西遼では耶律大石が死に,顧大嫂が執政の地位に就いた。どんどんと人が入り込んでくる岳飛の町は生産することがなく,梁興に頼り切っているが,更に上流の阮廉の村が南宋軍に侵され,速やかに救援に向かい,これを打ち払うと水晶に続いて貴石が見つかる。象の河には甘蔗園に続いて十万人が住める集落が建設され,働きながら戦う集団への変貌が求められる。史進は旧友の窮地を救うため女郎屋で一暴れし,張朔は日本からの帰りに難破船を救い,南宋水軍の韓世忠の妻を拾ってしまう。大島に置いて帰ったが,南宋水軍が出てくる予感はある。梁興が岳飛の許を訪れ商売の仕組みを整え,岳飛の妻も残された子らも到着する。王貴は韓世忠の不意打ちをかわし,戦端は切られるが,拡大する様子はない。秦檜は大理を越えた場所に5万人が駐屯する塞を築いて蒲甘を動かして,小梁山を攻めるつもりだが,梁興を追ってやってきた岳飛の訪問で岳都との連携はできつつある。金国内では,候真の致死軍が密かに麦を買い集めて兵糧として保管し始めた〜
 今回,西域の話は殆ど出てこなくて,大理より南,大島ってのは奄美なのだろうな。表紙を飾る絵は,梁興だと踏んだが如何か? 小競り合いで終わったこの巻だが,大きな戦は次の巻か!

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最終更新日 : 2014.04.01

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