2014/03/04
〜鎌倉?〜

「星やどりの声」
〜朝井リョウ〜

『星やどりの声』:朝井リョウ(あさい):2011年10月31日:\1500:角川書店:県立M高校図書館
 現役大学生時代最後の(?)小説
〜建築家の父が三男三女と喫茶店を遺して癌で死んだ。長女・琴美はデパートで宝飾品を売り、長男・光彦は就職活動が巧く進まない大学4年生。双子の姉妹・るりはこつこつ勉強して奨学金を得て大学へ進むつもりで、片割れはカラーコーディネーターになりたくて専門学校を希望している。高1の凌馬は、兄が幼馴染みの同級生の家庭教師であることが不満だ。小学校6年の真歩は父が死んでから笑わなくなり、伯父に貰った一眼レフだけが頼りにしているが、転校生と仲良くなりそうになって、すぐに転校してしまった。双子が同じ格好をしなくなったのは、どうしても見破っていたはずの父親が二人を取り違えたことが原因だった。父の命日にファミレスで母親が男性と会っているのを目撃して、反発が生まれたが、母親の様子がおかしいのも皆気がついていた。父が改装して星型の天窓が付けられた喫茶店は流行らない。売り上げを伸ばさなければならない事態が生じる〜
 大学を卒業しても作家専業でなく、普通に勉めて、余暇に小説を書いているんだそうだ。堅実なのねえ。明らかに湘南なんだけど、仮の地名を使っているのにも理由があるはずだ。家族の名はループしていて、ほしのり・りつこ・ことみ・みつひこ・こはる・るり・りょうま・まほ・ほしなり?

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最終更新日 : 2014.03.04

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