2013/06/24
京都の祇園宵山〜

「聖なる怠け者の冒険」
〜森見登美彦〜

『聖なる怠け者の冒険』:森見登美彦(もりみ とみひこ):2013年5月30日:\1600:朝日新聞出版:県立M高校図書館
 結構疲れたから,怠けたい
〜小和田君は京都の郊外の化学企業の研究所に勤めるが,土日は独身寮に居て何もしないことにしている怠け者だ。恩田先輩は何とかして小和田君を引っ張り出すために,彼女の桃木さんと充実した土曜日を計画している。3年前に赴任してきた所長が東京へ転勤すると鴨川の納涼舞台で宴を開いたのは金曜の夜。目覚めるとポンポコ仮面から後任を託されるが固辞する。スマート珈琲で卵サンドの朝食を摂っていると,所長が現れ,店の前をウロウロする週末探偵の女が気になる様子だ。週末探偵の玉川さんは怠け者の探偵・浦本の事務所にアルバイトに雇われている。事務所は五代目からポンポコ仮面の正体を暴く様に依頼され,柳小路の八兵衛明神を見張っていたのだ。>あれこれあって<所長がポンポコ仮面であるのを掴んだのは玉川さんだった。事務所に帰ると,その二軒先のテナントが怪人のアジト,不眠不休で世のために働いた所長から仮面とマントを剥がして,小和田君が身につけると,数人の男により拉致され,響という居酒屋に連れて行かれ,土曜倶楽部から日曜倶楽部,果ては八兵衛明神の部屋を片付けさせられる。どこからきたか,降ってきた玉川さんに連れられ,歩き回った挙げ句,八坂の塔から京都の町を見下ろすと,町はポンポコ仮面だらけになっていた〜
 朝日の夕刊に連載されたのを最初から書き直したもの。いやぁ疲れる読み物だけど,森見さんもいい人だねぇ

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最終更新日 : 2013.06.24

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