2013/04/08
短篇も物足りない〜

「遠回りする雛」
〜米澤穂信〜

『遠回りする雛』:米澤穂信(よねざわ ほのぶ):2010年7月25日:\629:角川書店:県立M高校図書館
 隙間を埋めました
〜音楽室に出るお化けの話を避けるため,秘密倶楽部の勧誘ポスターを捜す。千反田が数学の授業中に大声で怒っているのは,まだ授業で取り上げていない内容を生徒に問うて答えられない生徒を教師が罵倒したからだった。文化祭の打ち上げで訪れた貸し切り民宿に出た首つりの影は,姉ちゃんの浴衣を無断で借りて雨で濡らして乾かしていたものだった。放課後,駅前の文房具店で買い物をした覚えのある者の出頭を呼び掛ける教頭の放送に,偽一万円札事件を言い当てる。元日の夜,訪れた初詣先の神社の物置に閉じこめられた二人は。千反田が少し目を離した隙に伊原の手作りチョコを盗んだのは送られるべき相手だった。生き雛の傘持ち役は飛んだ遠回りを強いられる〜
 2012年にちばテレビでアニメが放映されたらしいが,アニメ版ではちゃんと時系列が揃っていて,まあ,この本がなかったら困るだろうなと思わされた。単行本を文庫化したらしい。次はどうなる?

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最終更新日 : 2013.04.08

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