2012/11/03
軽い読み物なのに,時に深刻になるのは〜

「禁断の魔術」
〜東野圭吾〜

『禁断の魔術』:東野圭吾(ひがしの けいご):2012年10月15日:\1400:文藝春秋:県立M高校図書館
 ガリレオ8
〜「透視す(みとおす)」銀座の透視能力を売り物にするホステスはなぜ殺されたか「曲球る(まがる)」戦力外宣告されたプロ野球投手の妻は浮気をしていのか「念波る(おくる)」双子の死をテレパシーで知ったが犯人はだれか「猛射つ(うつ)」湯川の高校物理サークルの後輩はレールガンで誰を狙撃するつもりか〜
 アイテムは,赤外線カメラ・水性膜泡消化剤・ソンジョン・脳磁計・レールガン。最初の三つは1時間,最後のは2時間特番用。面白いのはレールガンで殺されそうになる代議士だが,始末が悪いのは青年の姉がなぜ取材対象と肉体関係を結んだのかが不明で,湯川が起訴は免れたものの勤務先からお咎めがないことと,代議士の地位が揺るがず大規模プロジェクトが進展することで醸し出される。少なくとも政治生命が断たれる方が読者の納得が得られると思うのだが

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最終更新日 : 2012.11.03

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