2012/09/23
続々水滸伝だ〜

「岳飛伝A飛流の章」
〜北方謙三〜

『岳飛伝A飛流の章』:北方謙三(きたかた けんぞう):2012年8月30日:\1600:集英社:東部台文化館
 しぶとく水滸伝を続けている
〜岳飛の右腕は梁山泊で外科の技術を磨いた毛定が精巧な義手を作った。西域の交易を担当していた宣凱は聚義庁で呉用の隣に席を与えられ,決済を担当するように命じられる。子午山では公叔が死に,王進も死んで,修行中の者も各地へ散った。日本から昆布を運び,南宋の韓世忠の水軍を蹴散らして長江を遡って売り捌く張朔は越南の更に南へ行って甘藷糖を仕入れに出掛ける。南宋の宰相・秦檜は許礼を使って地方軍を増強し,劉光世の禁軍は規模を縮小している。金は淮南へ兵を進めるが,小手調べであることは前線を担当する岳飛にも解っている。頭領らしからぬ呉用は聚義庁に主だった者を集め,これからの梁山泊のありかたを自由に討論させ,軍総指揮官には呼延凌が選ばれた。梁山泊と決別した金は,南宋への侵攻前に梁山泊を壊滅すべく,支配地域に大軍を送るが,各営地は放棄して決戦の場に集まった。膠着状態の中で史進の遊撃隊を排除したい金は,野営地を探知して夜襲を掛けるが,それは梁山泊の罠で大敗を喫する。金の総大将は大敗を知って撤退する前に,本隊を押し出してきた〜
 梁山泊が目指す新しい国の形は見えましたので,もう少しテンポアップして早めに完結してください。とは言ってみたものの,作家も食い扶持を捨てるわけにもいかないしなぁ

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最終更新日 : 2012.09.24

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