2007/12/31
〜これも芥川書受賞作〜

「ハリガネムシ」
〜吉村萬壱〜

『ハリガネムシ』:吉村萬壱(よしむら まんいち):文藝春秋:2003年8月30日:\1143:長生村文化会館
 4年前の芥川賞受賞作
〜高校の倫理の教員になってから2年。生活指導で追われる毎日で,慎一の楽しみは工事現場で行われている乱痴気をこっそり見物することだ。ソープ嬢から電話が掛かってきて成り行きで6万円を貸してやることになったが,彼女は身体で返済する様子だ。夏休みは共済組合から60万円を借りて,サチコと四国へ行き,彼女の5歳と4歳の息子と遊び,帰り際で結婚の約束をするが,自分のサディスチックな性格が判ってきた。工事現場でロープで縛って事に及ぼうとすると若者がやってきて暴力を振るわれた。その中には生徒もいたようだ〜
 作者は1961年大阪生まれ,実際に教壇に立っている。おかしな新人や生徒を見ていると小説のネタに困らないのだろうが,奇行で辞めさせられた者を扱うしかないよな

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最終更新日 : 2008.01.01

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